ハープの選び方 (1)

こちらは昨年行ったアメリカでのハープフェスィバル、

Harp Tasting(試奏)会場の写真です。

 

読者の皆様にはハープを弾かれる方、ご興味のある方、

これからハープを始めたい方などが多くいらっしゃるようですので、

 

お役に立てればと思い、今日はハープの選び方について

書きたいと思います。

 

もちろんこの写真のように、直に弾いてみることが一番ですが、

日本ではなかなかこのような機会がありません。

 

それでも、2016年の現在は、海外のいくつかのハープメーカーが

日本でも代理店販売されるようになりました。

 

現物もありますので、もしその中から選べるようでしたら、

それに越したことはありません。

 

あるいは、日本が誇る青山ハープでしたら、ショールームもありますし、

アフターケアも万全です。

 

クラシック系のレバーハープが欲しい方、

ゆくゆくはグランドハープを考えている方には、

純国産の青山ハープがお奨めです。

 

そうではない方、ケルト系の音を追求したい方は、

(『ケルト音楽』ではなく、ケルティックなサウンドを追求したい方)

 

私もその部類でしたが、

その場合は、探す旅に出ることになります!

 

でも探していると、世界中にたくさんのハープメーカーがあることを知って、

驚くとともに、楽しく探求できます。^^

 

いずれにしましても、選ぶ時の優先順位は、

「その音が好きかどうか」です。

 

ここだけは絶対に譲らないでほしいと思います。

ハープに留まらず、全ての楽器に言えることですが、

 

ずっとずっと耳に付いてくることですし、

その音と自分が表現したい音楽がマッチしているかどうか、

これはとても大切なことです。

 

ハープはデザインや材質で音が決まりますので、

それだけに数多くのハープメーカーが独自の音を作っています。

 

実際に弾いてみた時の直感で、やはり最初に「?」と思った音は

何年経っても「?」なのです。

 

途中から好きになることはないと思います。

(ただ、買ったばかりのハープの音と経年後の音では

まろやかさが違ってきますが、根本は変わりません。)

 

これぞ、と思うものに出会うまで、

探した方が後悔がない買い物になります。

 

次に同じぐらい大切なのは、弾き心地です。

弦の張りは各メーカーによって違います。

 

私は割合ハイテンションが好きですが、

そうでない方も多いです。

 

確かにこれは弾いてみないとわからないですが、

だいたいの状態は、メーカーのサイトなどに書かれている

ハープの詳細でも、ある程度想像がつきます。

 

弦楽器が初めてだったり、

腱鞘炎が気になる方には比較的テンションの緩めのものを

お奨めします。

 

グランドハープへの移行を考えている場合は、

グランドハープと同じくらいのテンション、

つまり張りの比較的強いものがお奨めです。

 

クラシック系の先生に付く予定の方も同じく、

中程度以上のテンションの方がよいでしょう。

 

クラシック奏法では、Eveのように張りが緩めですと、

とても弾きづらいですし、良い音が出ません。

 

その他、どういう機会に弾くか、持ち運びはどうするか、

などでサイズ(弦の数)が決まってきます。

 

電車で持ち運べるのは、私の判断では、

女性の場合、5キロぐらいまでかと思います。

 

それでも会場に着いた頃には、

とっても肩にずっしりと来ますから、

それ以上の重さのものは、覚悟が必要です。

 

そんなハーピストの悩みを解決する、

カーボンファイバーでできた超軽量ハープを

昨年アメリカで弾く機会がありました。

 

いいなぁと思って少し考えてみましたが、

とてもお値段が高くて、手が出せません。

 

これも日本では現物がありませんので、

もしご興味がある方は、ご連絡くだされば、

どんなハープだったか、お知らせできます。

 

そうなのです。

日本にいて現物を見られないハープの方が、

圧倒的に世の中に多く出回っているのでした。

 

ということで、次回は、『現物がないハープの選び方』

について、考えてみたいと思います。