ピアノソロコンサートを楽しみました

先日ご招待券をいただいて、サントリーホールに、清塚信也さんという若い男性ピアニストの

コンサートに行ってまいりました。

 

クラシック畑の方・・・のようでありました。

というように、失礼ながら全く存じ上げず、

予備知識もないままに出かけて行きました。

 

サントリーホールの大ホールですから、とても広いです。

ピアノが遠くに見えます。

もちろん音響機器などは一切なく、生音です。

 

どんなコンサートになるのか・・・2時間もお一人でひたすら弾き続けるのか・・・

そんな余計な心配をしていたのですが、

 

あっという間の2時間で、それはそれは最高に楽しかったのです。

なんといっても清塚さんのおしゃべりが!

 

ドラマの音楽もやっておられて、

「のだめカンタービレ」の影武者演奏もなさっていたようで、

いわゆる普通のクラシック演奏家ではなかったのです。

 

清塚さんのお話は、クラシック音楽をいかに楽しく聴くか、

その興味が湧き立つような説明は、音楽が詳しい人にも詳しくない人にも

楽しめるものでした。

 

何しろプログラムの組み立て方が素晴らしいのです。

ストーリー性がありますし、トークから演奏へのバトンタッチに至っても

テンポがきちんとキープされているのでした。

 

ソロの難しさは、場面が変わった時に、当然テンションが変わるので、

気持ちの切り替えが容易ではないはずなのです。

一人芝居と同じです。

 

でもそれがとても自然にできていらっしゃるように見受けました。

見ている方も引き込まれるものがあるのです。

 

そして演奏ももちろん素晴らしい。

超絶技巧の曲を一番最後に持って来るという、この余裕に驚かされました。

(普通、難しい曲は真ん中あたりに持ってくる・・・かな。)

 

広い会場には、奏者を囲んで360度お客さんがいるのですが、

その聴衆一人一人と繋がっているのです。

 

つまり、会場(サントリーホール)が一つになっている、そんな感じです。

なかなかこういう方はいないのではないかと思います。

 

コンサートには、その人ならではの、いろいろなカラーやトーンがあって、

その人の世界の中に入れていただく、そんな楽しさがあります。

 

久しぶりに感動して、元気をいただくコンサートに行くことができて、

幸いな時でした。

とても勉強になりました。今度はもっと近くで聴いてみたいです。