憩いの時間となるように

これまでにいろんな場所で演奏させていただきましたが、一番初めは、レストランのBGMでした。

 

そして、その次は有料老人ホームなどの、ご高齢の方のためのコンサートでした。

今でも年間の演奏の中で一番回数が多いのが、そういった施設です。

 

そして、その中でも最初の最初は、デイサービスと呼ばれる所でした。

 

その他、グループホームなどの少人数の集まりの中でも、ずいぶん弾かせていただきました。

 


いつも大荷物を持って出かけ、そちらではだいたい2時間ぐらい滞在して、

コンサートの後、皆さんとお話しをして帰るのでした。


それはとても心温まる時間であり、お仕事なのに楽しい時でした。

(以前イモトアヤコさんがバンジージャンプをやる前に「楽しかったら仕事じゃない!」

と言っていましたが。)


そんな折、私の母が歩行のリハビリを兼ねて、

デイサービスにお世話になることになり、

都内のいろいろな所を見学しておりました。


ハープを持たずにこういった所へ行くのは初めてでした。

なんだか忘れ物をしてきたような、不思議な感覚です。

 

私はこれまで、音楽を取り入れている施設に限って、

呼んでいただいていたわけですが、

実際には音楽だけでなく、それぞれに特色があるのでした。

 

お料理(調理実習)が中心のところ、園芸療法があるところ、

陶芸ができるところ、アロマテラピーを取り入れているところ、

グルメツアーがあるところ、お風呂が充実しているところ・・・

 

本当に多種多様で感心いたしました。

皆さん歩んで来たところが違うので、それくらい種類があってもよいわけです。

そして、その中から選べるのは幸いです。


これまで短い時間の中で、部分でしか見ることのできなかった世界を

この度は違った立場で見ておりました。


これからは、もっと皆さんの気持ちに寄り添うことが

できるようになりたいと思いました。


そしていつも思うことは、そこで働いている職員の皆さんにも

音楽のひとときをゆったりと聴いていただけたら。


そんなことを思いながら、過ごした週でした。