サマーセットフォークハープフェスティバル(4)

フェスティバル開催中は、プレゼンターのCDや、楽譜、

Tシャツなどのグッズが売られていて、

空き時間にささっとですが、見ることができました。

 

ホテル内が大変寒かったので、ロゴ入りのパーカーやトレーナーなど、

飛ぶように売れていました。

 

そして、このすぐそばではハープパーキング場があって、

お買い物中、一時的に楽器を預かってくれるので、安心です。

 

なかなか市場では見つからない貴重な楽譜やCDを手に入れることができたのは、

大きな収穫でした。

 

このフェスティバルの規模は本当に大きく、

ワークショップの数も膨大にありました。

 

今回私は、パフォーマンスとは別の位置づけになっている

2つの分野も選択してみました。

 

一つは、ベッドサイドミュージックと呼ばれるものです。

アメリカでは、CMP(Certified Music Practitioner)という音楽療法士が、

各病院やホスピスに雇用されていて、きちんとした職業として成り立っています。

 

人生の最期の時を迎える人たちのための緩和ケアや、

精神的な障害をお持ちの方とのセッションになりますが、

 

音楽も医療の一環と捉えられていて、

CMPと呼ばれている方たちは、高い職業意識を持ってこの仕事をしています。

 

クライアントの前で弾かれる曲は、即興であることが多いのですが、

それとは別に、グレゴリア聖歌や中世の讃美歌、アイルランド古代の讃美歌などが

用いられていました。

 

歌の歌詞はラテン語やゲール語になりますが、意味が直接伝わらなくても、

言語の音や響きも音楽の一部なので、

トータルで人の心に届くという考えによるものです。

 

聴いていて不思議と落ち着くものがありました。

ただ、日本では文化背景が違うので、このままのスタイルを取り入れるのは

少し難しいのでは、と思いました。

(個人的には、大変好きなジャンルではありますが。)

 

日本では、こういった音楽と医療の連結が、まだ定着していない節がありますが、

少しずつ取り入れている場所も出て来ているようです。

そういう「ゆとり」というものも医療現場に不可欠なのでは、と思います。

 

もう一つは、Liturgical という分野で、キリスト教礼典での教会音楽の学びでした。

最終日は日曜日でしたので、朝8時から集合、チャペルタイムに参加して

ハープの伴奏による讃美歌を歌い、一日が始まりました。

 

ハープの伴奏で歌う、ということは、ゆったりとリズムが取れて、

心を鎮めるのに相応しいと思いました。

 

講義にはKim Robertson氏も加わって、私は今回本当にKim三昧だったのです。

Kimのレパートリーの讃美歌奏法や、教会旋律法を用いた即興音楽などを

実演してくれました。

 

私は教会でも演奏をいたしますが、ここに来て、アメリカ各地の教会で弾いている

ハーピストの方々に会えて、大変嬉しく思いました。

 

今回でこのフェスティバルレポを完結するつもりでしたが、

まだ書きたいこともあり・・・でも長くなりましたので、

次回へ続けたいと思います。