美味しいものはどこから?

前から気になっていた本を手に入れました。

ヨーロッパの修道院での食の歴史を紹介した本です。

 

修道院というと、清貧で粗食の生活を想像しますが、

(もちろんそういう側面もあると思いますが)

 

お食事自体はとても大切にしていて、

神から与えられた良きものを、人間は最大限に努力して、

 

さらに良い(美味しい)ものにしようという

精神があったようです。

 

 

知らなかったのですが、チーズやワイン、シャンパン、

チョコレートなどなど、ヨーロッパの修道院で生まれたそうなのです。

 

アルコールに関しては、血の巡りをよくするための薬用酒として

食事の折に取り入れられていたようです。

もちろん酔うことは、勧めていません。

 

また、中世の修道院の院長は、神学者、医師、天文学者を兼ねていて、

さらには卓越した語学力もあったので、

 

ラテン語やギリシア語の料理の手引書などを研究し、

ありとあらゆる知識をめぐらせて、後世にも遺る素晴らしい食物を

作ることができたそうなのです。

 

そして、ハーブ園からは治療のための薬草や

オードトワレを作り、

ぶどう畑をワイナリーにして、

池には魚を養殖し、

牛を飼いチーズを作り、

蜂を飼いハチミツを作り・・・

 

完璧な自給自足を保っていたそうです。

しかもそれが美味しいのでしたら、毎日が楽しくなりますね。

 

フランスやイタリア、スペインなど、修道院が多くある国(カトリック)は

食文化が高いことがわかります。

 

アイルランドもカトリックなので、旅行していて美味しいものに当たることが

多かったです。

 

決して贅沢ではなく、一手間かけて美味しく、

見目にも麗しく、そんな思いが人々に浸透しているのでしょう。

 

生活の楽しみ方を昔のヨーロッパの人は知っていたのですね。

ささやかな楽しみが日々にあると、健康にも良さそうです。

 

ある音楽家の方が言っていましたが、

その方は練習の合間にケーキを焼くのだそうです。

 

焼いている数十分の間、美味しそうな香りを楽しみながら練習すると、

わくわくして練習できると。

 

私も今日、ハープの練習中にいちじくのケーキを焼きました。

確かに確かに・・・

 

シナモンといちじくの甘い香りを楽しみながら弾くクリスマスキャロルは、

格別でした。

           ♫♪🎶

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