アイルランド滞在記4(伝統音楽レッスン編)

ロウ家の庭にある柳、こちらはウィローといいます。
ロウ家の庭にある柳、こちらはウィローといいます。

今回アイルランドへ再訪しましたのは、伝統歌のレッスンを

受けたかったことでした。

 

「サリーガーデン」って歌いながらも、そのサリー(柳の木)を

本当に見た上で歌う方がよいですし、

 

もっと風の音や土の香りを感じながら、本物に近くありたい、

というのが願いでした。

 

今回はドラムシャンボーに住むDevonという女性シンガーから

アイルランド民謡を習うことができました。

 

教わっていて、本当に英語の発音って難しいと

改めて思うのでした。

 

でも、アイルランド人の英語の発音として歌いたかったので、

本当に有意義なレッスンを受けることができました。

 

 

実は残念ながら、彼女の写真がありません・・・というのは、彼女の自宅でのレッスンで、

かなりおうちモードのお姿でいらしたので、カメラを出すのは失礼かな、と遠慮した次第で・・・。

 

Devonからは "Danny Boy" "The Lark in the Clear Air" "Wexford Carol" "Sally Gardens"の

4曲をきっちりとレッスンしていただきました。

 

去年、Moya Brennnanさんにゲール語の歌(シャンノースといいます)をいくつか、

グループレッスンで教わったので、今回は個人で教えてくださる先生を探していただいていましたが、

 

レイトリム県はゲール語圏ではなかったので、フェスティバル開催期でないと

シャンノースの歌手の調達が難しかったようでした。

これは次回へ持ち越しです。

 

そして今回、思いがけないインスピレーションを

与えてくれたのが、こちらのコンサーティーナの先生

Rodney Lancashireさんでした。

 

今回はハープを持ってアイルランドへ行かなかった

わけですが、やっぱり楽器奏者としては、手元に楽器

がないのは、音取りもできず不安なわけです。

 

それと、今後なんらかのアクセントとして、コンサー

トの中でアイルランドの伝統楽器を生かせないもの

かしら、という思いで、夏に買ったコンサーティーナ

でした。

 

一応それ持って行きま〜す、と事前にロウ妙子さんにメールしたところ、

 

「素晴らしいコンサーティーナの先生がいるんですよ」とのことで、

2回ほどレッスンを受けられることになりました。

 

とはいえ、日本で買った楽器で、教則本もなく、こんな初心者のままで

レッスンなんてよいのかしら?と思いましたが、

 

ロディー先生、超プロ演奏家でいらっしゃるのに、呆れずに丁寧に教えてくれました。^^)

 

この先生は、コンサーティーナのこと以上に、ケルト音楽の心髄を感じさせる

ものがあって、この方にとっては、コンサーティーナはほんのツールに

過ぎないことがわかるのでした。

 

音楽の理解が深く、とても幅の広いミュージシャンだと思いました。

今回、そんなアイリッシュミュージシャンに接することができて、

大変幸いな機会でした。

 

日本から持って行ったコンサーティーナとティン・ホイッスル、そしてロディーからいただいたCD。
日本から持って行ったコンサーティーナとティン・ホイッスル、そしてロディーからいただいたCD。

そして、日本からのお土産に、私のハープのCD "Gentle Breeze"を

ロディーに差し上げましたら、

 

次の時に、ご自分のCDを2枚プレゼントしてくれたのでした。

 

「うちの14ヶ月の娘があなたのCDを聞いてご機嫌なんだ。

Lovelyな音、いいですね!」というお褒めの言葉も嬉しく。

 

ロディーのCDを聴いて驚きましたのは、彼はやはりコンサーティーナ

だけでなく、ギターやマンドリン、ブズーキ(ギターに似た、元は

ギリシャの楽器)も弾くことができて、さらに歌も歌っていました。

 

CDの一枚はアイリッシュフルートの人とロディーの弦楽器のデュオ、

もう一枚は、彼のコンサーティーナの演奏でした。

 

とっても素晴らしく感激して、日本に帰った今も何度も繰り返し

聴いています。日本では手に入らなくてご紹介できないのが残念です。

 

 

 

 

ロディーのレッスンでは、全く聴いたことのない伝統的な曲を

4曲教わり、音を覚えるのが必死でしたが(もちろん楽譜はありません)、

 

恐らくこれは昔々、踊るために作られた曲なのだろうと思い、

頭よりも身体で覚えていく必要を感じました。

 

日常の中に音楽があり、踊りがあり、人の輪がある。

独特な文化だと思います。

 

アイルランドの空、風、香りを感じながら、

グルグルとアイリッシュ・チューンが頭の中で響いている時を

この村で過ごしておりました。