沖縄にて (その1)

 

先週18日の金曜日、那覇へと向かいました。

 

その朝、東京地方は雨で、ダウンコートがいりそうな

寒い日でありました。

 

今は寒いけど、コートを持って行ったら絶対後悔する

と自らに言い聞かせ、とりあえずセーターは着ており

ましたが、そのままで出かけました。

 

那覇に到着して納得です。3ヶ月ほど先にワープした

ような季節でした。

湿度も結構ありましたが、喉にはよさそうです。

 

 

今回は、那覇市内のホスピス(緩和ケア病棟)にての演奏と、

日曜日のイースター(キリストの復活を祝う日)に、

教会の礼拝の中で演奏するために出かけています。

翌日の土曜日、沖縄で最初にできたホスピスである、

オリブ山病院の緩和ケア病棟に伺いました。

 

私自身、ホスピスでの演奏は初めてでした。

合間にお話を入れるのですが、どんなことを話したら

よいのか、とても考えました。

 

大変お具合の悪い患者さんがほとんどです。

中には座っていることができず、ベッドに寝たままで

聴きにくださっています。

 

そのような皆さんの心に平安がありますように、という

思いを折り込みつつ、唱歌などの馴染み深い曲を

弾き歌いしました。

 

そして一曲だけ、私のオリジナル曲を入れさせていただ

いたのですが、それは「ゆりかごの風景」という、

ゆったりした三拍子の曲です。

 

ゆりかごの中で守られて、すやすや眠る赤ちゃんを

思い浮かべ、作った曲です。

 

守られているという安心感が、皆さんの心に訪れる

ことを願います。

 

30分という短いコンサートでしたが、静かに流れる

その時を、同じ空間で皆さんと過ごせたことは、

とても幸いでした。

 

 

牧師先生のお祈りで、コンサートを閉じ、お一人お一人にご挨拶に行きました。

 

「ハープの音が心地良かった」とおっしゃる方、

「埴生の宿が聴きたかったなぁ〜」というご感想もあり、

 

もし時間が許されるなら、それも追加で弾きたかったのですが、

長時間は患者さんの負担になるので、30分がマックスでした。

 

与えられた時間と空間の中で、皆さんのためにお役立てできたかどうかは

わかりませんが、穏やかな空気が流れておりました。

 

遠い南の地において、こうしてハープが響いてくれたことに、

何ともいえない感動がありました。

来ることができてよかったです。

  

この場所をご用意くださった、先生方に感謝申し上げます。

 

明日はイースターの日曜日です。

 
泊まらせていただいたペンションの部屋からの眺め
泊まらせていただいたペンションの部屋からの眺め