あらためて紐解くハープの歴史

こちらは、アイルランドの首都、ダブリンのトリニティカレッジに

保存してある、現存する中で最も古い(14C)ハープです。

 

ブライアン・ボルーハープといって、その当時の王様の名前が

付いているハープです。珍重されたのでしょうね。

 

実際に昨年見てまいりましたが、すごくしっかりした造りで、

重そうだなぁというのが私の印象でした。

 

ここのところ、ハープのことをステージでお話しする機会が

増えているので、いろいろネットで文献を調べておりました。

 

一体いつ頃この世に現れたのか・・・を知りたいのですが、

あまりに古くて、遺跡の絵などから想像するしかないようです。

 

こういった、今弾かれているハープと同じような形のものは、

アイルランドでは11世紀ぐらいから、だそうです。

 

 

それ以前は、単純に木を四角く切り抜いたようなものに

弦(動物の腸など)を数本張った、「ハープらしきもの」だったようです。

 

そういうものであれば、紀元前3000年の古代エジプトの壁画で

確認できているのですが、それよりももっと前からあっても

おかしくないような気がします。

 

弦を張って、ぴーんと鳴らしたら音が出る、

とても原始的な動作ですし、誰もが発見できそうな感じです。

 

旧約聖書には、紀元前1000年頃にダビデ王が弾いておりますが、

こちらも10弦の竪琴ということで、

今のアイリッシュハープのようなものではありません。

 

その当時の音楽が、本当にどんな音楽だったか、とても興味深いです。

芸術的志向であるより、メッセージ性が強かったものだろうと思います。

 

歌というよりも、詩に節を付けるためだったようです。

でも、音楽の歴史の始まりと共にハープがあったことは、

確かなのではないかと思います。

 

楽器も音楽に合わせて改良が加わり、進化を遂げていますが、

その流れの上にいて、こうして自分もハープを弾いている不思議を思います。

 

今度の土曜日は、3人(声楽、リコーダー、ハープ)それぞれが、

楽器紹介として(声も楽器ですね)、ソロコーナーを持ちます。

 

違うものが与えられて、違うものを磨きつつも、

一緒に合わせられる幸せを思います。

 

ちょっと寒いかも知れませんが、お時間あったら是非いらしてくださいませ。