久しぶりのクロスストラング

とても気になりつつ、ずっと弾けなかったクロスストラング

ハープです。

私はアイリッシュを3台と、このクロスの4台のハープを

所有しています。

 

できるだけ平等に弾くようにして、楽器の機嫌が

損なわないようにしているのですが、

 

ここのところずっと、アイリッシュハープの選曲が多く、

クロスだけご無沙汰でした。

 

特に今年は海外遠征などもあり、アイリッシュハープと

一体化していたような感があります。

 

それでも、いつも心の片隅に、クロス弾かなきゃ、弦が

切れてるかも・・・と気にかかってはいたのですが、

今年はステージでクロスを披露する機会がありませんでした。

 

 

このハープは、ピアノと同じ配列で、半音弦も張ってありますので、

弦は全部で51本あります。

 

調弦だけでも結構大変で、ゆ〜ったりとしたゆとりがないと

向かえないという、ちょっとかしこまったハープなのでした。

 

そしてこの年末、やっとクロスを一日中弾ける時が来ました!

機嫌、損なっていなくてありがたいです。

 

久しぶりに弾くと、やっぱりいい音です。

クラシックを弾きたくなります。

 

ただ奏法がアイリッシュと違うため、しばらくぶりに弾くと

指が思い出すのに時間がかかります。

 

ですので、「さぁやるぞ」とならないと、

ご無沙汰してしまうのでした。

 

弦は夏に一回切れましたが、それからは大丈夫のようです。

この弦の管理も、ものすごく大変、複雑さがあります。

切れた場合は、アメリカから個人輸入しなくてはなりません。

 

買った最初の年は、バンバン切れてくれたのですが、

ようやく日本の厳しい気候に慣れてくれたのでしょうか、

だいぶ落ち着きました。

 

このハープ、起源は18世紀のスペインにあります。

ハープという楽器に「あったらいいな」は半音階でした。

 

それを実現したのが、こういった2列や3列に弦が張ってある、

バロック期のハープです。

 

ウェリッシュハープ(ウェールズのハープ)や、ドイツのバロックハープは

3列になっていますから、調弦を考えただけでも大変そう。

気が遠くなります・・・。

 

そういうわけであまり普及しなかったようです。

(みんな、面倒くさいのは嫌いですから。)

 

その結果、アイリッシュハープにはレバーが付いて、

それでも操作上、半音を作るのが難しすぎるので、グランドハープという、

ペダル操作で半音階を可能にする現代のハープが完成しました。

 

でも、重いのです、グランドは。50キロ以上という重さです。

持ち運べません。

 

そのような理由から、いろいろな過去のハープが復興して、

現在も弾かれているわけですが、

どこに利点を見出して選ぶかは、個人の好みと考えによるのです。

 

私の場合は、アイリッシュと併用して、このクロスストラングハープを

選びました。

 

クロスストラングハープは、いろんなハープの歴史から考案されたもので、

主にアメリカが原産国です。

 

弦は2列ですが、クロスして張ってあって、

運指なども不思議な弾き方で、簡単ではないです。

 

でも、これがうちに来てから、アイリッシュハープではできなかった曲が

レパートリーに入れることができたり、

なかなかの優れものです。

 

バッハやヘンデル、カーペンターズもできますし、ビートルズもね。

それから、私のオリジナル曲も、一曲アルバムの最後に

このハープで収録した曲を入れてあります。

 

来年は、またステージでも披露していきたいですし、

クロスのための新しい曲も作りたいです。