旅日記<9> ワークショップ (2013. 6.21)

この旅行にはダブルアラーム付きの時計を持って来ていて、

毎朝時間をずらしてアラームをセットしますが、

それにお世話になったことがありません。

 

朝4時とか5時とかに目が覚めてしまうのです。

そして、夜は7時過ぎから眠いのです。

 

今日から3日間、歌とハープのワークショップに参加です。

朝は泊まっているB&Bのフルブレックファーストを

いただき、出かけました。

ちょっと素敵なダイニングでしたので、撮影を。

会場までは決して近い距離ではありません。

このワークショップ期間中も、移動の手段は得られていませんでした。

まぁ、最悪タクシーもありますし。

 

そんな折、こちらのB&Bのオーナーさんが、初日なので、

親切にも乗せて行ってくれるというのでした。

(もう本当に、アイリッシュの方々の親切さには感動します。)

 

St. Patrick Centerという、公立の施設でしょうか、

そちらに集合です。

 

このワークショップは3年目だそうで、連続で来ている方が

何人もいて、久しぶりの再会を喜んでいました。

 

本国アイルランドだけでなく、イギリス、フランス、ドイツ、

そして私が日本から、あと、オーストラリアから来た歌手の若い女性がいました。

 

しばらくすると、Moyaさんが登場です。

Moya Brennanさんは、アイルランドの歌姫、エンヤのお姉様であります。

 

「KIKI、ようこそ! 日本からはるばる来てくれて、本当に嬉しいわ。

是非楽しんで行ってね。」と駆け寄ってくださいました。

とても気さくな方でした。

 

ハープの先生は、Cormac De Barraさんです。

昔日本にも少し住んだことのある親日派、そして、

本当に素晴らしいハーパーです。

 

この日は、早速、MoyaやEnyaが卒業したという小学校

を訪問して、そちらで、MoyaとCormacの演奏を

見学することから始まりました。

 

スクールフェスティバルのようです。

とても小さな小学校のようでしたが、

家族も集まって、賑わっていました。

 

何よりもこんなビッグスターを輩出した小学校

ですから、生徒も親御さんも誇り高いですね。

 

そして驚きますのは、子供たちの音楽会の

素晴らしさです。

オールケルトミュージックのコンサートです。

 

フィドル(バイオリン)、マンドリン、

ホイッスル、バウロンなどを持ち、歌います。

(もちろんゲール語です。)

 

もう、すぐにでもパブのセッションに行けそうな

腕前です。

音楽の先生も、耳からだけの指導をしている

ようでした。(もしかしたら譜面は教わって

いないかも知れないです。)

 

そして、合間にアイリッシュダンスが披露され、

実際に文化をきちんと継承している様子が

伺われました。

 

イギリス人の受講生が、

「こういう文化は我々にはないので、羨ましい。」

と口々に話していました。

 

子供の頃からこのように自然に自国の音楽に触れ、

学んでいるのは、確かにここに来て初めて

見たような気がします。

 

アイルランドの方は皆、英語を話せるので、

もしかしたらゲール語がなかったとしても、生活には困らないかも知れない。

 

でも、何百もあるゲール語の歌を遺し伝えていくために、

この文化を継承する責任があるのだと思います。

 

アイルランド人の魂ともいえる歌の数々を学び、

後世に伝えるという使命を負っているのでしょう。

 

パブなどで感じた、アイルランド人の音楽の楽しみ方の源が、

この子供時代からの音楽教育と、生活の中にあることを思いました。

 

本当に、音楽の楽しみ方が半端ではないのでした。

教えられて、というのではなく、普通に日常に浸透しているのでした。

 

まだワークショップの序章ではありますが、

また続きを改めて書きたいと思います。