旅日記<6> デリー (ロンドンデリー)のパブにて

 

 

デリーに着いたその日の夜、早速市内へ連れて行って

くださいました。

デリーの街はこじんまりとして、静かなところです。

 

こちらは、ギルドホールです。

デリーは、6世紀に聖コロンバが修道院を建てて以来の、

とても古く歴史ある街です。

 

街を囲む城壁の中に大聖堂があり、

そしてすぐ近くにフォイル川が流れていて、

とても美しく、落ち着く光景です。

 

その日は、市内のパブへ連れて行ってくださいました。

やってます、やってます♬

パブの片隅で、繰り広げられているセッション。

 

コンサーティーナ、フィドル、イーリアンパイプ、

ホイッスル、アコーディオン、ギター、バウロン、

バンジョー・・・・

 

その種類たるや、総勢10人ぐらいだったで

しょうか。

これぞケルト音楽、という響きを皆さんが作り、

奏でておられます。

 

昔々のダンス曲が基本のチューンなので、

アップテンポのものが続きます。

 

そして切れ目なく所々でソロが入り、終わるとまた皆で一緒に、

という具合です。

 

皆さん、長く演奏している方ばかりなのでしょう。

毎週こちらに集まって、ギネス(アイルランドの黒ビール)などを飲みつつ

セッションを楽しんでいる様子でした。

 

老若男女、いつしか集まり、また三々五々に帰って行く、そんな自由な雰囲気です。

 

その日は、純子さんがフィドル、エンリさんがホイッスルで参加なさって、

私は見学させていただきました。

 

話には聞くパブセッションをこうして間近に見て聴くことができ、

本当に嬉しく、貴重でした。

アイルランドに来たのだなぁ、という感じがしました。

 

「この曲は古いのですか?」という私の質問に、

「200年ぐらい前のだから、そんなに古くないよ。」というエンリさんのお答え。

500年ぐらいで、やっと「古い」になるのだそうです。

 

トラディショナルな音楽を大切に継承する、アイルランド人の姿勢に

心打たれるものがありました。

 

しかも楽譜ではなく、伝承ですから、すごいです。

ケルト音楽の魅力が、その一日で伝わってまいりました。

 

そして、言葉が大切にされています。

ゲール語というアイルランドの言葉で歌われ、

今でも地域によっては話されています。

 

ゲール語はとても難しいので、なかなか覚えるのは大変ですが、

私もせめて一曲だけ、覚えて帰りたいと思っておりました。

 

今回の旅の目的、ケルト音楽に触れる、の第一日目でありました。

 

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