ミンストラル(吟遊詩人)

本日の爽やかなそよ風に誘われ、ハープを持って

出かけました。

五線譜と鉛筆も持って、曲作りを外に移したのでした。

 

市内の大きな公園に行きましたが、桜の季節以外は、

割と閑散としていて、とても静かな場所です。

小高い丘のあずまやに、腰を据えることにしました。

 

もう何年も前になりますが、ミンストラルさんという

ハープ弾きの方が、ハープを担いで自転車に乗って、

お気に入りの公園に出没する、ということを

ご自身のHPに書いていらして、

 

素敵だなぁと思いながら、楽しく読ませていただいていました。

(現在、残念ながらこの方のHPはありません。)

 

でも、ハープ弾きなら、ハープを持って出かけたい、旅したいと思う気持ちは、

少なからず、皆さんおありだと思います。

(注:グランドハーピストさん以外ですね、もちろん。)

 

ヨーロッパでは、15、16世紀あたり、ハープやリュートを持って

歌を歌いながら旅をしている、ミンストラルがたくさんいました。

 

職業として成り立っていましたので、すべて男性です。

多くは盲目だったというお話です。

 

芸術家を支えてくれるパトロンの家に住まいつつ、その方の家族のために曲を作るなどして、

家から家へ、旅を続けていたようです。

 

また、それ以前の印刷技術がなかった時代においては、芸術というより、

ニュースを伝える重要なレポーターのような存在だったようです。

 

「お城ではこんなことが起こっているよ。(ゴシップ)」

「もしかすると戦争が始まるかも知れない。(政治)」

「税金がまた上がるらしいよ。(経済)」

 

これを歌で聴くと、人の耳にも入りやすいのでしょう。

音楽家であり、新聞記者であり、ニュースキャスターでもあり・・・

いろいろ兼ね備えていないとできない仕事です。 

 

アイルランド コイン    (2ユーロ)
アイルランド コイン    (2ユーロ)

アイルランドの象徴として、13世紀からずっと、コインにハープの絵が

使われていることからも、

吟遊詩人(アイルランドではバードと呼ばれていました)は、とても

地位が高かったようです。

 

雨の日も風の日もハープを担いで移動しつつ、世の中のことにアンテナを張り、

休みなく創作活動しているのですから、心身共に大変な仕事だったのでしょう。

 

さすらいの「スナフキン」(ムーミンより)のような気ままなイメージとは、

         かなり違うようですね。

 

広場にトーテムポールがたくさんある公園でした。
広場にトーテムポールがたくさんある公園でした。

鳥の声をバックに小一時間、とてもリフレッシュした

時を過ごせました。

 

来週のコンサートのオープニングで弾く「Biginning〜風

の音」と、エンディングテーマ「会えてよかった」が完成です。

 

今の時代は、情報伝達の極みにまで達している感があり

ますので、吟遊詩人という職業は成り立ちませんが、

 

そんな時代だからこそ、伝えたいメッセージがあるように思います。

 

KIKIは、現代の吟遊詩人を目指して、出かけて行きたいと

思っています。

 

                 そして、たくさんの方々にお会いできることを楽しみにしています♪

 

 

 

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