感動をいただきつつ・・・

春分の日の先日、この一年で3回ほど呼んで

いただいている施設(有料老人ホーム)様での

コンサートがありました。

 

こちらにはいろいろな演奏家が、頻繁にいらして

います。

音楽に溢れているホームのご様子です。

施設内のレストランには、グランドピアノもあります。

 

私は、昨年4月にも春バージョンで来ていますので、

その時とはまた違った趣きになるよう、用意して

参りました。

 

 

 

KIKIの名前もすっかり覚えていただけたようで、コンサート中にも

お客様との会話があったり、とてもよい流れを作ってくださっています。

 

今回は、車椅子でいらしていた方が多かったような気がします。

 

終わって片付けていた時に、ふと後ろからお声がかかりました。

 

  「車で運んでいるのですか? 演奏家は腕力も必要なんですね。」

 

車椅子に乗ったご婦人の方でした。

 

  「この前も台車で運んでましたね。手伝ってあげたいくらいでした。」

 

私は片付け作業をやめて、近くでお話しさせていただくことにしました。

その方は、スケッチブックを持っていらっしゃいました。

 

拝見させていただきましたら、そこには、私がハープを弾いているデッサン画がありました。

そして、よく見るとその方の手は、ずっと震えておられるのです。

 

  「手が震えるから、なかなか速く描けないのね。部屋に帰ってから続けるわ。」

 

でも、スケッチブックに描かれていた絵は、そんなことも感じさせない、

とても素敵な絵でした。

 

自分自身の演奏風景をこんな形で見させていただけて、大変感激しまして、

今度伺った時に、完成作品を見せてくださいと申しましたら、

 

  「あら、大変だわ。」と、笑っておられました。

 

お体がご不自由でいらしても、こうして続けていることって、

すごく素晴らしいと思います。

 

この方からは、否定的なことが何も感じられず、

むしろ日々の目標を持っておられるようにお見受けしました。

 

お歳を召すって、喜ばしいことではないでしょうけれど、

誰でもいつまでも若いままではないのですから、

 

その年々に応じて、やれる最大限を見つけられたら、

きっと満たされた気持ちで、日々を過ごせるような気がします。

 

背伸びすることなく、こつこつと。

 

私も、年間に何十というステージの機会をいただいていますが、

本当に一回一回、階段(ステージ)を上る気持ちです。

 

決して数段跳びはなく、着実に一段ずつ。

 

今日は、いろいろな元気をいただきました。

いつもながら、コンサートを企画して盛り上げてくださるU様、

ありがとうございます。

 

それから、筆談で、次回のリクエスト(「引き潮」「60’年代にヒットした曲」)

をくださった方、トライしてみたいと思います!

 

See you again!

 

 

 

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