自分らしい声とは?

ついに2月に入りました。

1月は凍るような日々でしたが、今月はどうなりますでしょう。

 

昨夜もそれなりに寒かったですが、

元気に杉並(方南町)のスタジオへ出かけておりました。

 

ニューヨークで活躍されている声楽家、Masami Morimoto氏の

ヴォーカルワークショップへのお誘いをいただいたので、

ちょっと遠かったですが、参加いたしました。

(Kさん、お誘いありがとうございました!)

 

Morimoto先生は、ニューヨークでも、ヴォーカルクラスをお持ちで、

ご自身はバリトンです。

 

ユニークなのは、そちらで習っている方が、声楽家ばかりではなく、

俳優だったり、アナウンサーだったり、

あるいは、魅力的な声でプレゼンをしたいビジネスマンなど、

 

仕事上、声を意識したい方や、腹式呼吸をして健康になりたい方などが

いらしているそうです。

 

習うのは、歌ったり音程を取る、ということばかりではないのですね。

(そういえば、あるボイトレのお教室に、お坊さんがレッスンを受けに来ている、

という話を聞いたことがあります。)

 

声って大事なんですね。

声は楽器でもあり、その人自身を表す大切なものですから。

 

昨日のワークショップでは、「自分らしい声」を見つけましょう、

というテーマで始まりました。

 

私は歌手ではありませんから、そんなに音域も広くないですし、

クラシックの声楽曲などは歌えません。

 

ただハープに合う声を常に模索しているので、昨日のワークショップは、

本当に良い機会でありました。

 

とても興味深かったのは、Morimoto氏の言葉での表現です。

 

 

「頭の後ろを開けて、目の下を開けて、こめかみも開けて」(首から上の緊張を解いて、空気を通す。)

 

「体をマヨネーズの容器のようにして」(柔軟に、ということかな?)

 

「自分自身がバルーンになったように」(体を軽くして体を膨らますように。)

 

 

などなど、自然な声を出すためには、脱力が必要で、

でも、それだけではフニャフニャになりますから、

下半身はしっかりと、ということだそうです。

 

そして、発声練習の間にもよくおっしゃっていたのは、

 

「みんな、暗いね〜。」

「声が暗くて沈んでいるね〜。」でした。

 

ここからは比較文化になりますが、

特に日本人は、生活上でも開放感がないことをおっしゃっていて、

 

たまに日本に帰って来られると、その閉塞感みたいなものに、

ご自身まで押しつぶされそうになるそうです。

 

そういう国民性や文化(わび・さび?)なども、

日本人の発声に影響しているのでは、ということでした。

(もちろん日本の良い部分でもある、という前提でおっしゃていますが。)

 

Morimoto氏のキャラを見ましても、大変明るくて、饒舌でいらして、

声を出すのが楽しい、といった感じです。

あんな風になれたら、もっと生活が楽しくなるように思いました。

 

確かに声はその人の健康度を表していますから、

心の重荷やプレッシャーがあると、

たちまち声の色が悪くなってしまうような気がします。

 

私も、本番へ向けてのメンタルコントロールは、身体的な健康管理以上に、

とても大切だと思っています。

 

これは、音楽家のみならず、あらゆるプロフェッショナルに通じることだと思います。

 

想定外のことや、不可抗力に対する気持ちの持って行き方で、

いろいろなことが大きく左右しますから、

メンタルコントロールは、私にとって、いつも大きな課題です。

 

Morimoto氏のワークショップは、あっという間の2時間でしたが、

とても良い勉強になりました。

 

2月は時節柄、ご高齢の施設での演奏はお休みです。

自宅でのHarp & Afternoon Teaも計画中ですが、

14日のチャリティーコンサートが、今月の大きな本番となります。

 

 心身共にhappyな気分で、コンサートの準備をしていきたい、

そのように思いながら、そして願いながら、深夜の電車で帰途に着きました。

 

 

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