素朴な音と共に

日中暖かい日が続いていますが、やはり11月ともなると、

朝、晩は冷え込みますね。

 

年に二回ぐらい風邪を引く傾向にありますが、先週後半はそれでダウン。

4、5日休養しておりました。

 

でも、晩秋のコンサートシリーズはすでに始まっております。

日ごとに紅葉の深まりを楽しみつつ、ドライヴして出かけています。

 

今回から一つ、小さな楽器が仲間入りしました。

それは、コカリナという笛です。

 

オカリナに似た音ですが、木でできているので、「コカリナ」と

命名されたそうです。

オカリナよりももっと温かい音がします。そしてとっても素朴な音です。

 

元はハンガリーの民族楽器だったとか。

その後日本で開発されて、密かに普及も進んでいるようですね。

 

いろいろなコカリナのサークルも全国にあるようですが、

私は、楽器だけ入手して、勝手に個人的に使うことにしています。

 

どのように使うかといいますと、もちろん吹きながらハープは弾けませんので、

素朴な曲(唱歌など)の前奏にコカリナを吹いて、

すぐハープに持ち替える、という使い方です。

 

コカリナは小さいものですし、首にかける紐も付いていますので、

そういう早業が可能なんです。

 

ソプラノ、アルト、バリトン、とありますが、

キラキラしたアイリッシュハープには、落ち着いた音の方が合うので、

私はバリトンにしました。

 

指は簡単、音も吹けばすぐ出ます。

 

ところが! です。

ものすごいピッチ(音程)・・・というか、一つの押さえ方で、音の幅がとても広くて、

一音+前後半音の幅があるのです。

(つまり「ド」」と吹いても、「シ」も「ド♯」もあるのです。)

 

最初、冗談かと思ってしまいました。

フルートでもリコーダーでも、正しく息を入れれば、平均率でA=440〜442hzの調整に

なっているのが普通ですから。

 

聞くところによると、バリトンコカリナは、ソプラノなどに比べて

さらにピッチコントロールが難しいようです。

 

以前フルートを吹いていたので、指さえ覚えれば簡単、

と思っていた考えは、みごとに打ち砕かれました。      

構造上こうなっているのか、まだ開発の余地があってこうなのか、は不明ですが・・・。

 

そしてその指使いも、標準のものを頼るのではなく、

どんどん自分で指使いを開発する必要がありそうです。

頭も使うってことですね。

 

想定外の労苦が伴うことになりましたが、

音作りが奏者に任されている、というのでしたら、かえって面白いかも知れないです。

 

この数週間、未知なる楽器を前に、「???」や「!!! 」の連続でしたが、

今回のコンサートシリーズで、何事もなかったかのように、採用させていただきました。

 

「埴生の宿」の前奏をコカリナで吹いています。

なんというか、木造校舎の小学校を思い出すような感じで、なかなかよいです。

 

そういえば、ジブリの曲にも合いそうです。

吹いていると、トトロにでもなったような気分がします。(トトロはオカリナを吹くらしい?)

 

そのようなわけで、晩秋〜クリスマスまで、このかわいらしい楽器もお供に、

皆様のところにハープを持って参ります。

 

クリスマスでは、イギリスの古いキャロルにコカリナを使う予定です。

羊飼いになったような気分に、なれそうな気がしています。   

 

バリトンコカリナ、わずか11cmです。木の香りがします。
バリトンコカリナ、わずか11cmです。木の香りがします。
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