ハープのお嫁入り

 

クロスハープを手に入れてから、アイリッシュハープは小型のものを

演奏することが多くなってきたので、大型のアイリッシュを

手放すことにしました。

 

見た目、一番豪華なハープです。

クラシック系のハープで、ソロの曲の基礎を積んだハープです。

12キロと、とてもしっかりしたものです。

 

自分の音楽のスタイル、ポータビリティを考えると、たぶん今後、

この大きなアイリッシュは、弾かなくなるだろうことを予想し、

楽器生命が最大限に用いられるために、お嫁に出すことを決心しました。

 

 

楽器は弾いてこそ価値があるものです。家に飾るものではありませんから。

 

弾かない期間は、できるだけ短くして、次の方に渡すのが、楽器のためでもあります。

演奏者はそうあるべき、という美学を、私は持っています。

 

ということで、早いうちにお譲りしたいと思いました。

 

さて、楽器売却にはいろいろな方法があります。

 

 

①買った所に買い取ってもらう。

 

これは無茶苦茶損です。

安く買い取って、ちょっとメンテナンスして、そこで高く売るのです。

買う方も、余計にお金を払うことになります。

 

 

②知り合いに譲る。

 

ハープの人口って少ないですし、そうそう欲しい人もいません。

「ハープいりませんか?」って聞かれたら、びっくりしますでしょう?

 

 

③ネットのオークションや楽器売買掲示板に出す。

 

日本全国から問い合わせが来てしまいます。後々トラブルも多いと聞きます。

できればうちに直接来て、弾いてみて、納得した上で、ご自分の車に乗せて、

大切に持ち帰ってほしいのです。

 

 

そのように考えた結果、東京近郊のハープの先生やお教室の何軒かに、

写真を添付してメールを出してみました。

 

そうしましたら、なんとすぐに、神奈川県でハープを教えて、演奏している

ハーピストの方からメールが来ました。

 

グランドハープをお弾きになるので、アイリッシュハープは

持っていらっしゃらないのかも知れません。

遠いのにも関わらず、この週末に見に来てくださる、ということになりました。

 

よく中古品だと、何年も弾かないで放置して、いよいよ手放すものが出回ります。

でも、私のはずっと弾き続けていたので、状態がとても良いのでした。

 

お弾きになって、それをよくわかってくださり、すぐに商談成立です。

なんとも嬉しいこと。大切にしていたハープの将来が、明るく輝きました。

 

実際に試奏なさって、ご自分で持ち帰っていただくという、願ったとおりの引き渡し方法です。

その上、プロのハーピストでいらっしゃる・・・。

 

きっと新しい場所で、また新たな素敵な音を響かせてくれることでしょう。

 

ハープのお嫁入り、本当にすぐに嫁ぎ先が決まって、花嫁の母としては、

ほっと肩の荷が降りました。そして良縁に恵まれ、何よりです。

 

私もまた、一つ一つのハープを大切にして、その魅力を最大限引き出せるように、

がんばりたいと思います。

 

 

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