クロス・デビュー

←クロスストラングハープです。

5月に個人輸入しましたが、ついに日曜の夕方、初めて

外に持ち出しましての公式デューとなりました。

 

このハープは17世紀頃、スペインで使われていたのが起源です。

半音操作の必要がない上、手軽に持ち運べる便利さがあります。

 

でも、いったんは衰退してしまった楽器です。

やっていくうちに、その理由がなんとなくわかりました。

 

 

まず、奏法が普通のハープと違うので、また一から勉強する必要があること。

 

弦の数が多いので(私のは52弦です)、調弦が面倒臭いこと。

弾いていると、目がチカチカすること。

 

特殊な指のポジショニングの癖がついて、普通のハープを弾く時に影響すること。

 

弦と弦の幅が広いので、手の小さい人はちょっと無理かも。(実際、男性奏者が多いです。)

 

普通のハープよりも弦の張力が1、5倍になるので、楽器の耐久性が悪いこと。

 

などなど・・・否定的なことが多いのです。

 

でも、近代になって、復活しました。

ベルギーの音楽院では、この専門学科もあるようですし、

アメリカでは、ジャズやブルースを弾くハーピストが

かなり少数ではありますが、使っているようです。

 

私は、とても画期的な楽器だと思います。

なんといっても、今まで諦めた曲を復活させることができたのですから。

 

デビューは、教会の夕拝の中で、厳かにリコーダー&ハープで、

30分ほどのミニコンサートをさせていただきました。

(リコーダーは、KIKI参加のLily of the Valleyでご一緒の若林いづみさんです。)

 

楽器説明の時間もいただいて、

アイリッシュハープとの違いを実演したり、

ちょっとレクチャーの要素を入れた感じになりました。

 

そして特に私がこの一ヶ月、必死で取り組んでいましたのは、

バッハのオルガン前奏曲、"Liebster Jesu wir sind hier"

(最愛なるイエスよ、我らここに集いて)BWV.731でした。

 

とても美しい曲です。

アイリッシュハープでも何度かトライしたことがありましたが、とても無理だったのです。

 

ですので、これを記念すべき最初のハープソロ曲として、選びました。

一時はお蔵入りしていた曲が、こうして復活&実現できたことは、大変嬉しく、感無量です。

 

最後に演奏したのは、シューベルトのアヴェ・マリアでした。

リコーダーがメロディで、ハープが伴奏です。

 

この曲も本当に美しいですね。

こんなにも流れるような曲だったことを改めて実感しました。

 

もしかすると、このデビューコンサートを一番楽しんだのは、私自身かも知れません。

 

いらした方から、「嬉しそうに弾いているのを見て、こちらが嬉しくなりました。」

という感想をいただいて、はっとしましたが・・・。

演奏者自身が楽しむことが、実は大切なのですね、きっと。

 

今日の準備にあたってくださった皆様、本当にありがとうございました。

 

さてさて、来週はまたこのデュオで、ある演奏会のゲスト出演です。

今度はポップスを演奏します!

 

 

リコーダーの若林さんとチャペルミニコンサート
リコーダーの若林さんとチャペルミニコンサート
コメント: 0 (ディスカッションは終了しました。)
    まだコメントはありません。