ハープ=竪琴

先日は、6月の第一弾のソロコンサート。

曇のち雨の一日でした。

 

でも、霧雨程度だったので、まだ助かりました。

運び出す時にどしゃ降りだと、本当に大変なのであります。

 

それにこの時期、ハープの弦がよく切れるのです。

ここ半月で、3本も。

湿気に弱いのです。西洋の楽器はみなそうなんですね。

 

 

ひとたび切れると、音程が落ち着くまで、4〜5日かかります。

今回もギリギリで、とにかく切れてくれるな、と願うばかりでした。

その甲斐あってか、無事に弦も守られて、終えることができました。

 

どちらに行っても、いつも皆さん、本当に楽しみに待っていてくださいます。

ご入居の方も、職員の方も、何日も前から。

温かく迎えてくださり、その準備も念入りにしていてくださっているんです。

 

そして、ほとんどの方が初めて見る、アイリッシュハープという楽器。

運び込むと、皆さんのワクワク感が伝わってきます。

 

こちらでは、「素晴らしい竪琴ね。」とおっしゃる方がいらっしゃいました。

そう、日本語でハープは、『竪琴』または『立琴』と書くのですね。

 

そういえば先日、アメリカのハープ製作者からも、「日本語でハープってなんていうの?」

と聞かれました。

 

「ハープはハープ。でも、日本式の楽器でKoto(琴)というのもありますよ。」

と説明しました。

たまに、英語で、Koto Harpなどとも言ったりするようですので。

 

広い意味でのハープに属する楽器は、本当に数々の国に存在しています。

アジアにも多くて、『ビルマの竪琴』というのも、あるのですよね。

 

今回は、映画『ビルマの竪琴』の中で歌われた、

"Home Sweet Home"(日本題は、『埴生の宿』)を最後に、コンサートを閉じました。

この歌、人気なのです。

 

第二次大戦中、タイとビルマの国境付近で、日本の軍隊が、イギリス軍に囲まれてしまいます。

そこで、日本兵の誰かが『埴生の宿』を口ずさんだら、イギリス兵たちも

「おお、それは、"Home Sweet Home"じゃないか」と一緒に歌い出し、

その日は休戦になった、という場面があるのだそうです。

 

お互いに、故郷を思い起こしたのでしょう。

音楽は万国共通の言葉、平和の使者なのですね。

この曲でコンサートを閉じたのは、皆さんにも平和な心が宿ってほしいからです。

 

いかがでしたでしょうか・・・。

「今日はよく眠れそうだわ」とおっしゃっていた方がいましたので、安らいでいただけたかな?

だといいですね。

 

演奏後に、ハープを触りたい、という方がいらしたので、触っていただきましたが、

「うわっ、なんて堅い弦なの。これは相当力がいるでしょう?」と驚かれてました。

 

そうなのです。結構指を酷使しております。

でも、不思議とハープでは腱鞘炎になりません。

ま、ならないように、気を付けているというか・・・。

今月もまだこれからですので、がんばらなくては。

 

そんなわけで、皆さんとほのぼのとした午後を過ごして、

職員さんに見送られて、KIKIの6月第一弾を後にしました。

 

雨も上がり、虹が見えてきそうな午後でした。

 

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