では出発!

どこかへ旅行? いえ、普通にお仕事へ行くところです。

 

演奏をご一緒する方はよくご存知ですが、とにかく私は荷物が多いのです。

 

ハープ、スーツケース(衣装や小道具)、椅子、ヴォーカル用アンプ、そんなものが並んでおります。

 

夜の薄暗いレストランなどになりますと、さらに照明器具がプラスされます。

 

車に積み込むのに、3回は往復します。

しかも私の家は高台にあるので、道路まで階段の上り下りがあって、なかなか大変。

ころばないように、要注意です。

 

今日はソロなので、ハープは一台ですが、アンサンブルになると、二台になったりもします。

そうなると、台車を使います。

ガラガラガラと、ハープの優雅さからは、大幅に遠のく光景です・・・。

 

この前、持ちもののチェックリストを作りました。

というのは、一度衣装をごっそり忘れて、取りに帰るという惨事があったからです。

 

ハープ、楽譜、譜面台、チューナー、替えの弦、ハープ解体用の工具、衣装、くつ・・・

などなど、細かいものも入れると、ものすごい項目数になります。

 

これがないとコンサートができなくなる、というものには◎、まぁまぁ困るものには◯、

というようにランク付けもしてあります。

 

それでもこの前、アクセサリーを忘れてしまいました。

(なくても全く問題ないですが、本人の気分はがっくり。)

 

中世のアイルランドでは、ハープの弾き歌いをして世相を伝える、バードと呼ばれる

吟遊詩人がいまして、荷物を担いで旅から旅へと、渡り歩いていたそうです。

 

その中でも、売れっ子のバードは、お抱えの荷物持ちが馬車で運んでくれたそうですが、

そうでない無名の人は、背中に楽器や荷物を背負って、独りで旅していたようです。

 

私は愛車のMOVE(軽自動車)があるから、なんとか一人で行けますけれど、

いいですよね、専属のポーターがいたら・・・。

 

ハープは私にとって、かけがえの無い楽器ではありますが、この運搬の時だけ、

ピアノの人はいいなぁ、歌の人はいいなぁ、と思ってしまいます。

 

でも、楽器によって本当にいろいろと、事情が違うのですね。

 

例えば、演奏前の食事の時になりますと、私は何も気にせず自由に食べることができますが、

管楽器や歌の方は、少なめにするなど、いろいろ気を遣っておられます。

それぞれに隠れた苦労があるのでしょう。

 

そういったプラス面もマイナス面も、全て受け取った上で、皆、その楽器の持つ「音」が

一番好きで、その可能性を最大限に広げたいと思っているのですね。

 

 

 

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