プログラムを作ること

3月はアイルランドで大きなお祭り、St. Patrick's Dayがあります。

 

ちょうどイースターが近づいた頃で、それはそれは街が活気づいてくるのだそうです。

 

春が近い、そんな季節となりました。

 

年度末ということもあって、いろいろお忙しい時を過ごされている方も多いことでしょう。

 

卒業を迎える方もいらっしゃるでしょうし、いろんな意味で変化を前にしている時期でもありますね。

 

 

年度でいえば、私にとって本年度最後のコンサートが19日となり、

プログラムを考えておりました。

 

クラシックの演奏家ですと、今年はこれでいこう、とプログラムをきっちり決めて

ツアーなさっている方が多いです。

それくらい、クラシックのリサイタルは半端なく大変なものです。

 

フィギュアスケートの皆さんが、その年のシリーズでショートとフリーの

二通りのみを演技するのと、とても近いように思います。

 

私の場合は、もっとお気楽な音楽ですので ^^)、毎回内容は違っていて、

その場所に合うテーマを探して、プログラムを作っています。

 

ですので、ああでもない、こうでもない、と

結構悩むことがあります。

 

選曲だけでなく、順序というのも大きなポイントです。

順番が違うだけで、お話の内容も変わってきます。

 

先日、ようやく納得いくプログラムを完成させることができたのですが、

順番にしろ選曲にしろ、適材適所というものがあることを思いました。

 

コンサートの流れ、その日の雰囲気など、めいっぱい想像力を働かせて作りますが、

最終的にイメージに合わない曲や、流れに沿わない順番にしてしまうと、

なんとなく心が落ち着かないのでした。

 

そしていろいろ組み合わせていくうちに、やっとそれがうまく配置できて、

あるべき場所に全て収まった時に、ようやくほっとするのでした。

 

プログラムから消した曲も、また別の場所や機会にはピッタリだったりするのです。

その日のために作られる、大切な一回一回があるように思います。

 

是非精一杯やりたいと思っております。

 

今回は、当初予定していなかった、レアなハープも使用いたします。

それだけでも趣きが違ってくるので、リピートして来てくださる方にも

お楽しみいただけるかと思っております。

 

お天気もよいことを願いつつ。

 

☆Harp & Song コンサート

 

 2016年3月19日(土)14:00〜15:30(開場13:30)

 竹の塚地域学習センター4階ホール(東武スカイツリーライン 竹の塚駅徒歩7分)

 入場料:¥500

 出演:KIKI(アイリッシュハープ、クロスストラングハープ、歌)

 

 *ご来場ご希望の方は、Mail to KIKI(お問い合わせ)よりお申し込みください。

  チケットをお取り置きいたします。

  チケットお申し込み受付け期間:1月26日〜3月18日

 

 

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5年前、そして1年前

 

今日で震災から5年の月日が経過しました。

 

この写真は、昨年コンサートで伺った石巻市の様子です。

 

今年は、もっと復興が進んでいることを思いますが、まだまだ多くの助けが必要に感じています。

 

どれだけ大きな事態であったか、昨年実際に伺うことで身に染みて帰って参りました。

 

2時46分、黙祷の時間が与えられました。

今年は家で東北を思う時でありました。

 

 

5年より前は、きっと活気があったであろうその街々は

その時を境に変わってしまったのですから、

 

そこに住まわれていた方々の悲しみがいかに深いものであるか、

その痛みが伝わって来るかのようです。

 

今年も同じ日がやって来て、関東はまだ春が遠いかのような冷たい雨空です。

去年石巻に行った時も、雪が降っていました。

恐らく5年前もどんなに寒かったことでしょう。

 

季節は巡って、もうすぐ暖かな日が訪れます。

木々が芽吹き、緑が生い茂り、色とりどりの花が咲きます。

 

東北の皆さんの気持ちも、そのようであってほしいと願っています。

 

春よこい。

 

先週の小春日和、駒沢公園にて。梅がたくさん咲いていました。
先週の小春日和、駒沢公園にて。梅がたくさん咲いていました。
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温かいスープのように

3月も半ばというのに、ずいぶんと寒い日が続いております。

 

スープが食べたくなりましたが、お天気が悪く出かけたくなく・・・。

 

ふと、前にアイルランドのスーパーで買った、牛乳で煮て作れるポタージュがあったのを思い出しました。

 

私は海外に行くと、必ずその国のクノールスープを買います。

 

「クノール」というスープブランドは日本にもありますが、

 

そのクノールの美味しさが国によって違うのです。

 

ちなみに、クノールは「Knorr」と書きますが、

イギリスではKを発音せず、「ノール」と言ってました。

創業はドイツのようです。

 

そして美味しかったクノールは、スペイン、次にフランス。

インスタントといえども食文化の高さがわかります。

 

私が買って来たアイルランドのスープは、

クノール社のものではありませんでしたが、

 

「じゃがいもとリーク(長ねぎのようなもの)のクリームスープ」で、

なかなか美味しいものでした。

 

アイルランドの家庭料理は、煮込み料理が多いです。

夏でも寒い日が多かったですから、

一年をとおして温かいお料理を食べているのでしょう。

 

美味しいスープに身体も温まり、ほっと一息ついておりました。

この「ほっと」が日常の中にあってほしいことです。

 

そして、そんな「ほっと」できるコンサートをしていきたいです。

 

それが私のコンサートのコンセプトなんだなぁ、と思います。

これまでも、これからも。

そんなことを改めて思ったのでした。

 

さて、足立区竹の塚でのソロコンサートが今週末となりました。

 

是非そんな「ほっとできる時間」を、そして楽しい時を

皆さんとご一緒に過ごせたらと思っております。♫

 

 

 ☆Harp & Song コンサート(アイリッシュハープ弾き語りソロコンサート)

 

 2016年3月19日(土)14:00〜15:30(開場13:30)

 竹の塚地域学習センター4階 大ホール(東武スカイツリーライン 竹の塚駅徒歩7分)

 入場料:¥500

 出演:KIKI(アイリッシュハープ、クロスストラングハープ、歌)

 

 

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竹の塚コンサート

朝から雨模様で、あらあら、と思って出かけましたが、午後から晴れ間も見えて、

 

無事にお客様方には来ていただけたようで、よかったです。

 

本日、足立区の竹の塚地域学習センターさんが主催、企画してくださり、Harp & Song コンサートが開かれました。

 

東武スカイツリーラインの竹の塚駅から近くて、

300人も入れる立派なホールでした。

 

本格的な音響や照明のスタッフの皆さんに支えられてのソロコンサートという、

                            大変光栄な機会でした。

 

開始前には一つ一つの曲の音響を入念に、

そしてその雰囲気に合うように照明も工夫していただいて、

 

約2時間のリハーサルの後、午後の本番を待ちました。

音響と照明スタッフの皆様、ありがとうございました。

 

一部は、「旅話で巡る、アイルランド伝承歌」と題しまして、

 アイルランド珍道中のお話、そして因んだ曲を聴いていただきました。

 

到着した空港でハープが行方不明となってしまい、

その時のレッスンのために準備していった

古代アイルランドの讃美歌に励まされたお話など、

 

今では自分にとって懐かしいです。(そして見つかったお話も!)

 

今回は、エンヤの曲なども初披露です。

エンヤ・・・知らない方も多かったかな。

 

ハープ一台と歌だけでは、イメージが相当違うと思うので、

是非機会があったら本物を聞いてくださいね。

 

そして第二部では、クロスストラングハープという、レアな

ハープ(←)を使って、

 

グリーンスリーブスや私のオリジナル曲「暖炉の前で」を聴いていただきました。

 

ホールだとなかなか見えないと思うのですが、このハープは、

弦がクロスして張ってある、不思議なハープです。

 

久しぶりに練習でたくさん弾いたので、指先が痛くなって

しまったのですが、

 

浜松の楽器博物館ぐらいにしか置いていないこのハープ、是非

竹の塚の皆さんにもお見せしたかったのでした。

 

世界中には本当にいろんなハープがあります。そして時代に

よっても違います。

また、音楽の発展によって、変遷を辿りました。

 

 

そんな歴史的なお話もしながら、

今回は少しレクチャースタイルのコンサートにいたしました。

(学習センターですものね!)

 

アイルランド民謡に欠かせないティンホイッスル(笛)のご紹介をしたり、

行ってなくても行ったような気分、になっていただけたら幸いです。

 

終わってから、アイルランドに行ってみたくなった、という方がいて、

嬉しかったです。(なんとなくアイルランド観光大使になった気分です。)

 

たっぷり1時間半のお時間をいただけたので、いろんなお話もできて、

皆さんと距離が近い『ライブ』のような感覚でできたのは、

本当にありがたかったです。

 

土曜日の午後、皆さんにゆったり気分を味わっていただけたらと

願ってのコンサートでした。

 

お越しくださった皆さま、本当にありがとうございました。

 

竹の塚地域学習センターのスタッフの皆様、

いろいろなご準備をありがとうございました!

 

職員の方が心をこめて作ってくださったプログラム、ありがとうございます!
職員の方が心をこめて作ってくださったプログラム、ありがとうございます!
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春を待つ時

 

桜だよりもちらほら、そんな時期ではありますが、

風の冷たいこと。

冬の中にいるかのようです。

 

体調を崩されている方も多そうですね。

もうじき、暖かくなりますから、

あと少しの辛抱ですね。

 

駆け抜けた3月を背に、少しゆっくりしつつ、

春到来とともに始まる4月に、思いを向けておりました。

 

このホームページも早いもので、6年目に入っています。開設以降たくさんの方にご覧いただけて、ご感想やお問い合わせなどもいただけて、大変嬉しく思います。

 

また、コンサートのご依頼もこのホームページをとおして頂くことが多く、皆様と繋がるこの場を一層大切にしたいと思っております。

 

最近ではスマートフォンでブログをご覧になる方も多いので、少しリニューアルしようかしら、と思ったりもしています。

 

 

明日はイースター(キリストの復活を祝う日)で、

欧米では春の到来と共に、新生の時として、その象徴となる

たまごの形をしたチョコレートが、この時期たくさん売られていて、

 

どの人にとってもウキウキするような時です。

色とりどりのお花が咲き始める頃でもあります。

 

花が奇麗だな、と思えるのは、当たり前ではなく、

とても幸せなことと思います。

いつもそう感じていられるような、心持ちでいたいと思います。

 

新鮮な空気をたくさん吸って、

また春からハープと共に、新たな歩みをしていきたいです。

 

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ピアノソロコンサートを楽しみました

先日ご招待券をいただいて、サントリーホールに、清塚信也さんという若い男性ピアニストの

コンサートに行ってまいりました。

 

クラシック畑の方・・・のようでありました。

というように、失礼ながら全く存じ上げず、

予備知識もないままに出かけて行きました。

 

サントリーホールの大ホールですから、とても広いです。

ピアノが遠くに見えます。

もちろん音響機器などは一切なく、生音です。

 

どんなコンサートになるのか・・・2時間もお一人でひたすら弾き続けるのか・・・

そんな余計な心配をしていたのですが、

 

あっという間の2時間で、それはそれは最高に楽しかったのです。

なんといっても清塚さんのおしゃべりが!

 

ドラマの音楽もやっておられて、

「のだめカンタービレ」の影武者演奏もなさっていたようで、

いわゆる普通のクラシック演奏家ではなかったのです。

 

清塚さんのお話は、クラシック音楽をいかに楽しく聴くか、

その興味が湧き立つような説明は、音楽が詳しい人にも詳しくない人にも

楽しめるものでした。

 

何しろプログラムの組み立て方が素晴らしいのです。

ストーリー性がありますし、トークから演奏へのバトンタッチに至っても

テンポがきちんとキープされているのでした。

 

ソロの難しさは、場面が変わった時に、当然テンションが変わるので、

気持ちの切り替えが容易ではないはずなのです。

一人芝居と同じです。

 

でもそれがとても自然にできていらっしゃるように見受けました。

見ている方も引き込まれるものがあるのです。

 

そして演奏ももちろん素晴らしい。

超絶技巧の曲を一番最後に持って来るという、この余裕に驚かされました。

(普通、難しい曲は真ん中あたりに持ってくる・・・かな。)

 

広い会場には、奏者を囲んで360度お客さんがいるのですが、

その聴衆一人一人と繋がっているのです。

 

つまり、会場(サントリーホール)が一つになっている、そんな感じです。

なかなかこういう方はいないのではないかと思います。

 

コンサートには、その人ならではの、いろいろなカラーやトーンがあって、

その人の世界の中に入れていただく、そんな楽しさがあります。

 

久しぶりに感動して、元気をいただくコンサートに行くことができて、

幸いな時でした。

とても勉強になりました。今度はもっと近くで聴いてみたいです。

 

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