爽やかでよいお天気のGWとなりました。
家にいるのがもったいないくらいです。
お買い物に行き、ずっと探していたホーローの
水切りを見つけました。
これ、コランダーというのです。
英語ですが、あまり馴染みのない単語です。
知りませんでした。
colander(英)は、キッチンで使うザルみたいなものであれば、金属製やプラスティック製のものも含まれますが、
日本では主に、ホーロー製のこの形のものを
「コランダー」と呼んでいるようです。
これまで私は、ホーローでできたレトロな水切り・・・などと
呼んでいましたが、それがコランダーだとわかってから、
いろんなお店で、「コランダーありませんか?」と
聞いて歩いていました。
ところが、どのお店の店員さんも、
「え??、もう一度言っていただけますか?」
「コランダーって何ですか?」と聞かれます。
それはなんだかとても気まずいような、
あちらも、(キッチンショップで働いているのに知らないのはマズイ!)という
ムードになってしまいます。
そうなのです、つい先日まで、私にとっても初耳な単語でした。
外来語にしてしまうには、認知度の低い名詞なのでした。
でも、ひとたび覚えてしまって身に付いてしまうと、
知らなかった時のことを忘れてしまうのです。
そして、それが当然誰もが知っているような言葉と錯覚してしまいます。
水準が自分に合ってしまうのですね。
コンサートでお話をすることが多いので、
言葉の使い方には気をつけないといけない、といつも思わされています。
新しい言葉や専門用語など、
耳慣れない言葉を聞いた時、人は疎外感を持ってしまいますから
特に気をつけたいものです。
でも、このコランダー、とても気に入っています。
パスタを茹でた時など、いい感じです。
食卓の上に果物を入れて置いてもいいですし。
日常の中で小さな幸せ、感謝を見つけること、
そんなことを得意として、過ごしたいです。
そうすれば、毎日がハッピーなはず ですね。^^)
どうぞよいゴールデンウィークを。
一年で一番よい季節を迎えていますね。
暑くなく寒くなく、暖房も冷房もいらない、こういう時期って一年中で何日あるのかな、と思います。
忙しさを理由に放っておいた小さな庭に、
最近いろいろなものを植えました。
ある日、ふっと風と共によい香りが・・・。
ジンチョウゲのような甘い香りです。
そういうものは植えていませんのに。
香りの元を辿りますと、それはどうやら蜜柑の花のようでした。
ここ数年毎年、たくさんの実を付けるようになりました。
そういえば、5月頃、白い花が咲いていたような気がします。
こんなによい香りがするだなんて、気づきませんでした。
立ち止まらないと気付けないことって、案外多いのではないでしょうか。
なんだか損をしていたような気がしました。
でも今から楽しめるので、よかったです。
確かに、青葉茂るこの季節は、花だけでなく、
木々の葉っぱなどからも、いろんな自然の香りがしてきます。
寒い暑いなどの体感ではなく、季節を香りで感じる。
そのような幸せな時期ですね。
アイルランドで買った、シャムロックの2世です。
一年目の種を収穫して、今年は地植えにして
みました。
一年目はずいぶんデリケートな植物だなぁと
思いましたが、
すっかり日本の風土に慣れたようです。
むしろ、どことなく2世はワイルドです。
木を材質にしたヨーロッパ系の楽器も、そのような感じです。
アイリッシュハープは、材質がメープル(銀杏)、ウォールナット(くるみ)、チェリー(桜)などの木が多いのですが、
輸入したばかりの年は、どうも調子が良くなく、
悩まされることが多いですが、
2年目にはすっかり日本の厳しい気候に耐えられるようになって、
頼もしい旅のパートナーとなっています。
アイリッシュハープは本当は男性的な、実にワイルドな楽器だなぁと
思わされることが多いです。
こちらはまだ小さいですが、イングリッシュ
ラベンダーです。花はそのまま残しておこうか、
ポプリにしようか、迷っています。
実際、これから湿気が出る時期になりますと、北海道以外では、イギリスの気候とは大きく異なりますので、生育が厳しいかも知れません。
イギリスの中でも、北のスコットランドは、さらに涼しいです。爽やかといいますか・・・。
そして特に初夏は美しいです。
先日、『アニーローリー』というスコットランド民謡を変奏曲風にアレンジしてみました。
『アニーローリー』は実在する美しい女性のようです。
曲調は明るいですが、悲恋を歌っているようです。
日本には明治時代に入って来ていて、『才女』という変わった題名が付けられていました。
イメージとしては、紫式部や清少納言を思い浮かべているようです。
清楚で賢く美しく・・・・アニーローリーさんもそうだったのでしょう。
昔の兵士さんたちも、この歌を歌って、
故郷や恋人を懐かしんだそうです。
また、聖歌(讃美歌)としても歌われています。
覚えやすいメロディーというのは、歌詞も乗せやすいので、
時代を超えて長く歌い継がれ、愛唱されるのでしょうね。
今、6月からのコンサートを思案中で、このアニーローリーも入れたいと思います。
7月には埼玉の二か所の教会で、演奏予定です。
最近、スーツケースを出しっ放しにしています。
いつでも出かけていけるように、フットワークを軽くしていたいです。
でも、もちろん息抜きもいろいろ・・・そんな中からも新しい発想が得られたらと、
この美しい季節を楽しみつつ、自然を愛でて過ごしておりました。