コロンバンといったら・・・・

子供の頃、贈答品で頂いたコロンバンという、クッキーが好きでした。それが人の名前だったと知ったのは、

結構後になってからです。

 

それは聖コロンバという、カトリックの聖人です。

←こちらは、アイルランドのある教会のステンドグラスに描かれていたコロンバさん(アイルランド語では、コロム・キルといいます)です。

 

コロンバはAD500年代の方で、スコットランドのアイオナ島に遠征して、当時戦地となっていたその島で、キリスト教伝道をしたそうです。

 

私はコンサートでは、アイルランドでは12世紀ぐらい

からハープが弾かれていたらしい、と説明して

いるのですが、

 

ある文献に、アイオナ島に渡ったコロンバの一行は、

ハープで伴奏して、聖歌を伝えたとありました。

 

(このことは、あるお一人の方の文献でしか確認できないので、史実かどうかは不明で、気になるところです。

もしご存知の方がいらしたら、是非教えてください!!)

 

 

実際、何をもってハープというか、というところも関係してくると思いますが、

もちろん今と同じ形ではないことは、はっきりしています。

 

でも、簡素な木枠に、動物の腸などを撚った弦が5本も張ってあれば、

もうハープの仲間です。

 

そう考えますと、すでに500年頃のアイルランドで、

ハープが実用化されていたとしても、不思議はありません。

 

ただ音階は、今とは全く異なります。ドレミファ・・・の音階ができたのは18世紀ぐらいと

言われていますから、もしかしたらその頃、音階という意識はなかったかも知れないです。

 

そして、それよりももっと前、紀元前1000年頃のイスラエルで、

やはりハープらしき楽器(竪琴)を弾いていたダビデについて、

私はよく考えるのですが、

 

ダビデが弾いたハープが、どのようなもので、

どんな音楽だったのか、大変興味深いです。

 

旧約聖書の中に、ダビデは十弦の琴を弾いていた、とあるので、

私は試しに10弦だけを使って、弾いてみたことがありました。


そうですね・・・今の音楽を基準に考えますと、

とても単純な音楽しか作れないようにも思われますが、

 

ダビデが作詞した言葉に合う、その当時の美意識に沿った美しい音楽

だったのではないかと思います。

 

想像では限界があることですが、自分がそんな昔の方と、共通のことをして、

考え、目指している不思議を思います。

 

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今月は、クリスマス前の準備期間で、いろいろな方のライブに行ったり、

新曲の準備や、ヴォイストレーニングを受けたりの予定です。

 

少しずつ寒くなりますので、寒さ対策始めました!

これは暖かそう、と思うものを見ると、つい買ってしまいます。

毎年、そんな冬準備を案外楽しんでおります。


   ☆Harp & Song コンサート☆

現在、12月以降のコンサートをお受けしております。

ご連絡お待ちしております♪ 

 

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実りの時

 

10年以上前に小さな蜜柑の苗を植えて、7年間は何もならず、もう無理かなと思っていたところ、

 

8年目以降、少しずつ実を付けている、庭の蜜柑です。

まだまだ小さい木ですが、今年はたくさん実りました。

 

9月ぐらいからオレンジ色となり、10月にはもう食べられる状態という、異例の早さです。


できればもう少し枝に付けておきたいところなのですが、鳥に気付かれそうなので、少しずつ取っています。

 

 

そして、こんな風に少しずつ、お裾分けして楽しんでいます。

 

丹精こめて育てたわけではなく、何もしていないのです。

普通に雨が降って、陽が差して、それだけでこんなに

実る不思議、ありがたく思います。

 

これこそ無償のプレゼント、

近年の、冬を前にした楽しみであります。




最近見つけた近くのおうち風カフェへ、

音楽仲間とのミーティングで行きました。

 

こういうスペースがあることもありがたいのです。

静かで明るく、そして美味しくて!

 

こちらのお庭にもいろいろな木々がありました。

金柑もたくさん実を付けていて、今年は柑橘系が

よく育っている年だそうです。

 

風邪予防になればと、うちにも金柑を植えていますが、まだ

実がなっていません。

 

来年こそは金柑ジャムを作って、風邪知らずになりたいです。

(今とても風邪が流行っていますね。皆様もお気をつけて。)

 

街がクリスマスカラーに染まる前、深まっていく秋は、結構好きな季節です。

今日はそんな一日を楽しみました。

 

 

    ☆Harp & Song コンサート☆


現在、12月以降のコンサートをお受けしております。

クリスマスコンサートのお申し込みは、11月末日までと

させていただきますので、もしご計画がありましたら、

どうぞお早めにご連絡ください。

 

12月のコンサートが可能なスケジュールは、以下のとおりです。

 

  12月2日、3日、6日、9日〜11日、16〜21日



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サリーガーデン(音楽だより4)

私のアイリッシュハープの木の素材は、ウォールナットや

チェリー、メープルなどでありますが、

 

その昔は、サリー(柳)の木で作られていたとのことです。

 

アイルランドでは、柳の木はいろいろな場所にごく自然に

植わっていて、昔は家の建材としても使われていたそうです。

 

アイルランド民謡の中でも、『サリーガーデン』は大変知名度が

高い曲です。


その歌詞には、昔の思い出が語られていて、「あの頃僕は若かった」

と詩人は振り返りつつ、

 

その光景には、柳の木、サリーが詩人の脳裏に残照となって

焼き付いているのです。


曲はアイルランド民謡でよく使われるヨナ抜き(ハ長音階の4番目「ファ」と

7番目「シ」が抜いてある状態)の曲調です。

 

日本の音楽は、アイルランド・スコットランド民謡から洋楽を取り入れた関係で、 

この音階で作られた童謡や唱歌が多いです。

 

私はこの曲をずっとインスト(演奏のみ)で弾いて来ましたが、

最近では歌用にハープをアレンジし直して、弾き語りをしています。

 

昨年はアイルランドのパブでも、何度かこの曲を弾きました。

大人も子供も誰もが知っている、アイルランドの名曲であります。


そしてどこか懐かしい気分になる曲であります。

いろんな楽器でも弾かれていますね。

 

では、今日はその「サリーガーデン」を弾き語りでお届けいたします。

 

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秋の夜長に

この秋の私にとってのイベントは、アイルランドで

レッスンを受ける、だったのですが、

行ってきたのは、もうだいぶ前のことのように感じます。


そして秋から冬へ、進んでいく季節の変化の中、

色づく木々を見て歩くのを楽しんでおります。


日本の紅葉というのは、やはり格別きれいなようです。

アイルランドでは、常緑樹が多いのでしょうか、

そんなに何色にも色づかない、という話でした。


きっと今頃は、寒さも増して、夜が長く、暖炉の前で

過ごす時間が長くなっている頃でしょう。


こちらに帰ってから、たくさんアイルランドに

関する本を購入しておりました。


すべて古本なのです。

読みたいと思ったものがすでに絶版で、でもどれも

とてもきれいな状態で、大変安く手に入って、

喜んでいます。


中には、1円というのもあって、送料が250円という不思議な価格のものもありました。(笑)


すぐ読めてしまうような、読みやすい本ばかり

なのですが、それが惜しくて、ひたすらゆっくり

読んでいます。



だいたいが食べ物のこと、音楽のこと、そして親切な国民性のことです。

よく出てくるキーワードは、


羊、パブ、ギネス(ビール)、伝統音楽、ダンス、アイリッシュブレックファースト、紅茶、スコーン、

シーフードチャウダー、ソーダブレッド、ポテト、B&B、ゲール語、・・・


イギリスっぽいような、でも、少し違うような、

そんな感じをイメージされるでしょう。


そして、実は紅茶の消費は、イギリスを抜いて、

アイルランドが世界一だそうです。

 

お味は、確かに違います。ブレンドが違う

といったらよいのかも知れません。

 

←Bewley's (ビューリーズ)というメーカーの紅茶がよく飲まれているようですが、私にはかなり濃く

感じられます。

 

その分ミルクを多めに入れることになると

思います。

 

ティーポットに注いで、マグカップで何杯も飲む、というのが通常のようです。

 

飾らない、自然、気さく、というのが、私が持っているアイルランドのキーワードです。

 

先日、私のヴォイストレーナーの先生に、

アイルランドのお土産話をしておりましたら、

先生「なんだか行ってみたくなったなぁ。」とのこと。

 

音楽や民族性に、風景とが合わさると、不思議な魅力があるのです。

それが話だけでわかっていただけて、なんとなく嬉しく思いました。

 

今、どこで披露できるかわかりませんが、

ゲール語の歌を練習しています。

 

ゲール語自体を勉強するわけではありませんが、

歌うにあたって、文化や人を知ることは最低限必要と感じて、

 

気がついたら、あのような本をたくさん買い込んでいたのでした。

でも、何のプレッシャーもなく、楽しみつつ勉強できるのは、幸いです。

 

次回、渡愛したら、ゲール語のシンギング・セッション(バプで開かれる、

アカペラで歌を披露する会)へ行ってみたいと密かに思って、

今から練習に励むことにしました。


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Slán le Máigh(音楽だより5)

 20代の頃、イギリスで友達になったアイルランド人の女の子から、初めてゲール語という言語があることを聞かされ、その存在を知りました。

 

響きは英語でもその他ヨーロッパの言語でもない、変わったもので、短い音であっても、一つの単語の綴りが妙に長かったのを覚えています。

 

でもそれ以上の興味もなく、その時はそれだけで

終わりました。

 

それがこんなに後になって、今度は歌という形で再びゲール語と出会い、その響きに心地良さを感じ

ているのでした。


 

ゲール語の歌というのは、ものすごく数多く存在していて、

アイルランドでは今に至っても伝承を続けている、一つの文化遺産です。

 

アイルランドでは公用語として、英語とゲール語(アイルランド語ともいいます)が

話されていますが、実際にゲール語を話せる人は、そんなに多くなく、

少数民族言語といえるでしょう。

 

でも大切に、大切に残され、後世に伝えようとされています。

 

世の中には、本当にたくさんの言語があることを思います。その成り立ちも不思議です。

 

バベルの塔という、天に届くような高い塔を建て、傲慢になった人間を見た神様が、

人々を散らそうと考え、その結果、ありとあらゆる言葉に分かれたそうです。(旧約聖書より)

 

どれだけの年月の間に、それぞれの言語が生まれていったのか、計り知れません。

そして、どれだけの言語の数が存在しているのかも。

 

でも、大人になってからの新しい言語との出会いは、なんとなく楽しいです。

学生のようにテストもありませんから。

つまり、失うものがない自由さって、よいですね。

 

さて、先日から練習しているゲール語の歌は、本日のタイトルになりましたが、

直訳すると「さようなら、モー河」という意味になります。

 

作者は、静かな美しい村に住んでいたようです。

 

モー河のほとりには、美しくベリー系の実がなり、木々が茂り、

クラフトマンもいて、芸術に満ちていて、その村ゆかりの物語もある、

自慢できるような、そんなお気に入りの場所でした。

 

ところが、なんらかの理由で、あるいは何かの行き違いからなのか、

はたまた人間関係のこじれが生じたのか、作者は不本意ながら、

その場所を去らなくてはならなくなったようです。

 

慣れ親しんだその場所、仲間、学校の先生、牧師先生、

楽しかった集まりと、さようならしなくてはならない。

 

私の心は痛んでいて、孤独にうちひしがれている。

あれもこれも、いろんなものを失ってしまったから。

 

という、かなり深刻な内容です。

でも、このメロディーからは、深刻さよりも、美しい何かを感じるのでした。

 

心の嘆きの中にも、こうして素晴らしい場所にいたことを

思い起こして、いかに幸せだったかを改めて感じていて、

 

倒れそうにも何かに支えられている、逆風もまた人生、雨の日もある、

という受け止め方をしているように思うのです。

 

ですので、こちらも深刻にならずに歌えるのです。

アイルランドの美しい村々の風景を思い起こして、

懐かしい気持ちになれるのでした。

 

こういった伝承歌の特徴は、きれいに韻を踏んでいて、

この歌には、作者が愛していた良きものを表す

単語の羅列がたくさん出て来ます。

 

そんな良きものに囲まれた生活をしている中、

そこを去らねばならない作者の心情を

伺うことができるのではないかと思います。

 

ゲール語の歌に挑戦するのは、生涯まだ2曲目で、

耳コピなので、発音が正確かどうかはわかりませんが・・・。

(アイルランド人の方がもしお聴きになったら、是非アドヴァイスください!)

 

この曲はそんなに有名な曲ではなく、むしろかなりレアな部類に入るようです。

そんな珍しくも良い曲を発掘できて、嬉しく思います。

 

ということで、本日は、ゲール語の歌では初登場となりますが、

KIKIのハープ弾き語りによる、Slan Le Maigh(さようなら、モー河)を

お送りいたします。

 

アイルランドの風景もお楽しみください。


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11月の最終日



紅葉シーズン、そして、11月も終わろうと

しています。


こういう色あいを見ていると、すごく

落ち着きます。風情がありますね。


実は秋は私にとって、あまり得意なシーズン

ではないのです。


秋の植物の花粉症なので、9月の後半と

10月はとても憂鬱で、体調がすぐれない

時が多いのです。


でも、このくらいの紅葉が進む頃に

なりますと、花粉も飛び散った後のようで、


だいたい11月のある日を境に、

復活するのでした。


今は大変すっきりして、クリスマスコンサートの準備に入っているところです。


年内はクローズドのコンサートのみで、

ご年配向けが多いので、和風の曲を

いつもより多く取り入れようかしら、


と、紅葉したもみじを見て思いました。




付近をそぞろ歩きして、巡り合った和風カフェ。

竹林などもあり、BGMにコカリナのCDが

流れていました。


コカリナ・・・ご存知でしょうか。

音はオカリナに似ていますが、木でできている

素朴な笛です。


私も持っていまして、ごくたまに、コンサートにも

取り入れています。


そういえば以前、Coventry Carolというイギリスの

昔のクリスマスキャロルの中で、


羊飼いの笛をイメージして、コカリナを入れて演奏

したことがありました。

 

なんとなく久しぶりに、Coventry Carolを弾いて

みたくなりました。


こちらがコカリナです。

素朴な音がします。


木の温かみがあって、秋〜冬になると、

吹いてみたくなるのです。


最近は、ティンホイッスルというアイルランドの笛

の方が出番が多かったので、


コカリナは実に久しぶりになりますが、

登場させてみようかしら。



11月の最後の日曜の午後、秋も満喫しましたし、

いよいよ12月、クリスマスを迎える心づもりができました。


そして、本日はアドベントの第一週目でした。

元気にクリスマスへと向かいたいと思います。


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