創作月間

目に麗しい緑の季節、5月となりました。

ようやく冬物の衣類が片付けられそうです。

 

そんな良い季節ではありますが、    

連休の前から、アレンジ(編曲)と作曲に入っておりました。

こうなると、ほぼ自宅でのデスクワークとなります。

 

私はハープを4台所有していますので、  

一つ一つのハープによって、作る曲を分けています。

 

4人の娘にお手製の洋服を作る、といった感じでしょうか。

(イメージ先行なので、多少えこひいきがあるのは仕方ないですね。)

 

今回は、新しい曲を2曲ほど作りました。

 

一つは、小さい膝に乗せるハープのための曲で、

キラキラとした光をモチーフにした、朝をイメージした曲です。

 

もう一つは、大型のクロスハープのために。

その日一日を思い巡らす、お休み前のひとときに合いそうな曲です。

 

この2つは、コンサートでいえば、オープニングとエンディングの曲になりそうです。

最初と最後というのは、やはり大切です。

 

オリジナル曲は、実はご高齢の施設などでは、滅多に演奏いたしません。

知らない曲を聴く、というのは、たまにストレスになってしまう場合があるからです。

 

そういった場所では、昔懐かしい曲だったり、どなたにも聴き覚えのある曲に限ります。

奏者と聴衆の間で、それを分かち合うことが目的だからです。

 

逆にオリジナル曲というのは、完全にこちら側からの投げかけになります。

どのように聴いていただいて、イメージしていただいても構いません、

と、聴き手にゆだねることになります。

 

ものすごい冒険です。

 

でも、そんな冒険をこれから少しづつ、していくことにしました。

今月は、そのための創作期間となります。

 

昨年は今頃、「まだまだ春」と題するコンサートをやっていましたが、

今年はそのために、少し早めに春シリーズを終えたのです。

 

この緑の美しい季節・・・ではありますが、室内に籠ることになりそうです。

(今日あたりは雨なので、ちょうどよいですが。)

 

煮詰まったら・・・・カフェへ、ショッピングへと、繰り出したり、

お天気の良い日は、帽子とハープを持って、外に出ようと思います。

 

5月の風の音をバックに、新しい曲が生まれることを期待しつつ・・・。

 

 

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かわいいお客様のために

ゴールデンウィーク中に、思いがけず、県内の八街市という

所にある保育園の先生からメールをいただいて、

そちらで近々、ハープのソロコンサートをすることになりました。

 

その保育園では、年に一回、生の演奏を子供たちが聴く機会を

持っているそうです。

とっても文化的ですね。

私たちの子供の頃にはなかった、夢のような話です。

 

奏者にとっても嬉しいお話であり、なおかつ責任重大です。

(たぶん)生まれて初めてハープの音と演奏を聴くのですから、

是非とも心地良い空間の中で、音楽が楽しいと感じてほしいです。

 

 

 

私が参加のアンサンブル(Lily of the Valley)では何度か、子供向けのコンサートをしましたが、

お子さんオンリーというコンサートをKIKIのソロでやるのは、たぶん初めてです。

 

早速、幼児の音楽教育に詳しい友人、ENさんにリサーチです。

どんな曲が小さい子は好きなのか、今どんな曲が流行っているのか。

 

お返事には、「AKBのナントカ・・・、古典的には『ドラえもん』『ちびまるこ』

『アンパンマン』でしょうね。」とありました。

 

AKBかぁ・・・うぅ、ほとんど知らない。

あとはアニメの主題歌ですね。

 

アニメの歌は喜ばれると思うのですが、たいていがアップテンポなので、

なかなかハープに向いた曲がないのです。

ハープアレンジをすると、妙に優雅で違う曲のようになってしまうのですね。

 

でも、いろいろアドヴァイスいただいて、うっすらアイディアが浮かんできました。

(ENさん、ありがとう!)

 

とりあえず、宮崎駿の「借りぐらしのアリエッティ」の主題歌をアレンジすることにしました。

この映画の音楽は、フランスのアイリッシュハープ弾き、セシル・コルベルさんが担当して、

実際に演奏して歌っています。

 

今まで何度もやろうと思っていましたが、これを弾く機会がありませんでした。

大人の間では、ほとんど知られていないからでした。

 

ケルト民族は、アイルランドだけでなく、スコットランド、ウェールズ、そして

フランスのブルターニュ地方にまで及びますが、

 

そのフランス系ケルティック音楽、とでもいいましょうか、

とても幻想的な感じのする曲調に、

アイルランドの妖精伝説がマッチした、なかなか良い主題歌です。

 

その曲の楽器がこれですよ、という紹介をしたら、子供たちにわかりやすいと思いました。

 

その他いろいろ、今アイディアが浮かんで、頭の中でコンサートプロデュースを

しているところです。

 

今回はカバー曲が中心となりますが、ゆくゆくは子供向けに、

オリジナルのストーリーテリングを弾き歌いしたい、という思いに至りました。

KIKIの新たなチャレンジになるかも知れません。

 

今月後半に、ハープを持って、かわいいお客様たちに会いに行ってまいります。

今からとても楽しみにしております。

 

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ミンストラル(吟遊詩人)

本日の爽やかなそよ風に誘われ、ハープを持って

出かけました。

五線譜と鉛筆も持って、曲作りを外に移したのでした。

 

市内の大きな公園に行きましたが、桜の季節以外は、

割と閑散としていて、とても静かな場所です。

小高い丘のあずまやに、腰を据えることにしました。

 

もう何年も前になりますが、ミンストラルさんという

ハープ弾きの方が、ハープを担いで自転車に乗って、

お気に入りの公園に出没する、ということを

ご自身のHPに書いていらして、

 

素敵だなぁと思いながら、楽しく読ませていただいていました。

(現在、残念ながらこの方のHPはありません。)

 

でも、ハープ弾きなら、ハープを持って出かけたい、旅したいと思う気持ちは、

少なからず、皆さんおありだと思います。

(注:グランドハーピストさん以外ですね、もちろん。)

 

ヨーロッパでは、15、16世紀あたり、ハープやリュートを持って

歌を歌いながら旅をしている、ミンストラルがたくさんいました。

 

職業として成り立っていましたので、すべて男性です。

多くは盲目だったというお話です。

 

芸術家を支えてくれるパトロンの家に住まいつつ、その方の家族のために曲を作るなどして、

家から家へ、旅を続けていたようです。

 

また、それ以前の印刷技術がなかった時代においては、芸術というより、

ニュースを伝える重要なレポーターのような存在だったようです。

 

「お城ではこんなことが起こっているよ。(ゴシップ)」

「もしかすると戦争が始まるかも知れない。(政治)」

「税金がまた上がるらしいよ。(経済)」

 

これを歌で聴くと、人の耳にも入りやすいのでしょう。

音楽家であり、新聞記者であり、ニュースキャスターでもあり・・・

いろいろ兼ね備えていないとできない仕事です。 

 

アイルランド コイン    (2ユーロ)
アイルランド コイン    (2ユーロ)

アイルランドの象徴として、13世紀からずっと、コインにハープの絵が

使われていることからも、

吟遊詩人(アイルランドではバードと呼ばれていました)は、とても

地位が高かったようです。

 

雨の日も風の日もハープを担いで移動しつつ、世の中のことにアンテナを張り、

休みなく創作活動しているのですから、心身共に大変な仕事だったのでしょう。

 

さすらいの「スナフキン」(ムーミンより)のような気ままなイメージとは、

         かなり違うようですね。

 

広場にトーテムポールがたくさんある公園でした。
広場にトーテムポールがたくさんある公園でした。

鳥の声をバックに小一時間、とてもリフレッシュした

時を過ごせました。

 

来週のコンサートのオープニングで弾く「Biginning〜風

の音」と、エンディングテーマ「会えてよかった」が完成です。

 

今の時代は、情報伝達の極みにまで達している感があり

ますので、吟遊詩人という職業は成り立ちませんが、

 

そんな時代だからこそ、伝えたいメッセージがあるように思います。

 

KIKIは、現代の吟遊詩人を目指して、出かけて行きたいと

思っています。

 

                 そして、たくさんの方々にお会いできることを楽しみにしています♪

 

 

 

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イングリッシュガーデン

 

 

爽やかな、そして色とりどりの季節となりました。

 

ストーブの必要なく、クーラーの必要もなく、

まだ虫もそんなに飛んでいない、という

よい季節まっさかりです。

 

市内では、オープンガーデンを開催していて、

一般のお宅の素敵なお庭を公開しているので、

マップを持って歩いている方たちを見かけています。

 

English Gardenって、とてもいいですね。

お花とともにハーブもたくさん植えられていて、

緑色と薄い紫やピンクのコントラストが素敵です。

 

 

 

 

先日あるところで、早くもクリスマスの打ち合わせがありましたが、

そのような素敵なお庭がある場所でした。

 

アンサンブルでのお仕事ですが、もうこれはイギリス特集で行こう!と決め、

帰ってからシェークスピア時代のイギリスの楽譜をめくりました。

 

派手さがないので、どことなく落ち着いて、どことなく陰りがあります。

それがイングランドです。

しっとりしたクリスマスをプロデュースしようと思いました。

 

そして、今のこの季節にも、そんなEnglish Gardenをイメージした曲を

大いに弾きたくなり、引っ張りだしてみましたら、

 

Now is the month of Maying(今や5月となり)という、トーマス・モーリーの

曲を発掘。爽やかな曲です。

 

ルネッサンス期のイギリスでは、季節ごとの曲をバックに、

紳士淑女の皆様がダンスを踊っていたようです。

(詳しくは、以前のDiaryに書いておりますので、こちらをご参照ください。)

 

イングリッシュガーデンでのダンス、タイムスリップして覗いてみたいです。

 

本当にイギリスの5月は、美しい時期で、

カントリーサイドのフットパスなどを歩くにも最適です。

 

片田舎の、何もないような所のティールームでも

ものすごく美味しいスコーンと紅茶のセット(クリームティーといいます)

が出されて、感激したものでした。

 

時間の流れ方もゆるやかです。

こういう変わらない国だから、音楽の変遷も急激なものではなく、

穏やかなまま、受け継がれているのでしょう。

 

私は多忙のあまり、自宅でのガーデニングはほとんどやっておらず、

鉢植え程度の楽しみ方ですが、

 

訪れる先々で、きれいなお花を咲かせている風景を見させていただいて、

とても満足しているKIKIでありました。

 

   **クリスマス(12月)のご予約を徐々にいただいております。

      ご希望ある場合は、是非お早めにご連絡くださいませ!!**

 

毎年咲くカラー。10年以上前にピアニストさんから株をいただいて、どんどん大きくなりました。世話がいらなくて、楽です。
毎年咲くカラー。10年以上前にピアニストさんから株をいただいて、どんどん大きくなりました。世話がいらなくて、楽です。
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ハープと歌のお届けもの(保育園へ)

快晴の一日、千葉県の八街市にある「風の村保育園」へ

アイリッシュハープのコンサートをしに行って

参りました。

 

今回は、小さなハープを持って、電車で伺いました。

朝10時半からなので、家を出たのは、7時半頃。

ちょうど通勤タイムですね。

 

私は衣装も着てハープを持って、なので、

「この人は一体何をする人ぞ?」という車内の視線が

感じられましたが、^0^)))

 

東京方面ではないので、そんなに混んでなくて、とてもラッキーでした。

 

途中から座れるという、さらにラッキーなこと。

中には、「なんの楽器?」「どこ行くの?」なんて聞かれたり^ー^

ちょっとした旅気分です。

 

車窓からは、どんどん田園風景が広がっていきます。

千葉県って広いなぁ、と思いました。

 

今回お声をかけてくださった、保育園の園長先生のK様が

駅までお迎えに来てくださいました。

 

保育園は、佐倉から車で20分ぐらいのところにあるのですが、

まるでトトロの森のような、自然豊かなところです。

とても羨ましいです。

 

そばには竹林もあって、山羊が放牧されているところもあるそうです。
そばには竹林もあって、山羊が放牧されているところもあるそうです。

 

♪いま、いま、始まる。

 いま、いま、訪れる。

 ハープのやさしい調べ、風の音♪ (オープニング〜風の音〜より、作詞・曲:KIKI)

 

園児のみなさんがゴザの上に座って、

キラキラした目を輝かせて迎えてくれました。

 

ソロコンサートでは初めての保育園です。

1才〜5才までという、この幅広い年齢の子たちに喜んでもらうには、

どうしたらよいか、自分なりに手探りで考えた2週間でした。

 

成人向けのKIKIのハープ&ソングコンサートでは、

テーマに沿って、最初から最後まで、一つのストーリーになるような

コンサート作りをしているので、

 

やっぱり幼児向けでも、ただ楽しいだけではなく、

何か心に残るようなお話と音楽を

届けたいと思いました。

 

 

 

 

ハープのふるさと、アイルランドの曲として

選んだのは、「ダニーボーイ」でした。

 

母親が、旅に出て行く息子へ送った歌です。

原曲は英語ですが、今回はお子さんたちが

わかるように、日本語の歌詞に訳しました。

 

昼間、おうちの人から離れてここにいる

わけですが、お母さん、お父さんは、

いつも心のどこかで、みんなのことを思いながら、

働いていることを伝えたかったのでした。

また、森の仲間として、木でできた笛「コカリナ」を紹介して、

「春の小川」をコカリナと一緒に歌うコーナーを持ちました。

みんなとっても上手に歌ってくれました。

 

そして森の中に入ると、アリエッティがいるかも?と

ジブリの「借り暮らしのアリエッティ」を聴いていただきました。

やっぱりアニメは、みんなよく知っているのですね。

 

 

♪ 会えてよかった(作詞・曲:KIKI)♪

 

あなたに会えてよかった。

そこにいてくれるだけで嬉しい。

今日一日を大切に、また明日へ向かおう。

また会えるといいね。皆さん、元気でいてね。

 

 

全部で8曲、約30分のコンサート終了後は、ハープの体験コーナーです。

「やさしく、ゆっくり、風さんの音が聴こえるようにね。」と

レクチャーして、

 

5歳児さん10人に、一人ずつ弾いてもらいました。

みんな教えたとおりに弾いてくれて、順番も守ってくれて、

小さいのに偉かったです。良い子ばかりで、びっくりでした。

 

シャラシャラシャラ〜と、風の音が聴こえてきました。

 

今日は、一番柔らかい弦のハープを持って行ったのですが、

それでも、お子さんには張りが強く感じられたようですね。

 

「堅いね。」っていう子の感想を聞いて、

改めて、「ああ、そうなんだ。」と、こちらも新しい発見でした。

 

コンサートの後はランチタイム!
コンサートの後はランチタイム!
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My Sdudio

我が家の二階に、小さな音楽スタジオがあります。

 

10年以上前に、YAMAHAのアビテックス(防音室)を

買おうかどうしようか、迷った末やめて、それを真似て、

一部屋をスタジオにしました。

 

一応冷暖房完備、狭いながらもお茶なんかもできる

なかなかよい場所です。

 

もともとハープは、そんなに大きな音ではありませんので、

近所迷惑にはなりませんが、ここでしたら夜中でも

気兼ねなく弾けます。

 

でも、あまり長くいると、ものすごく閉塞感を感じるので、

適度に出るようにしています。

 

かえって、その方がメリハリがついてよいかも知れません。

そしてじっくりと楽器に向かうことができます。

 

 

アイリッシュハープは音が繊細なので、よく耳を澄まして聞きながら、

弾かなければなりません。

雑音を嫌うのです。

 

そんなわけで、このスタジオは、愛鳥キョロ(オカメインコ)からも逃れられて

一人音に耳を傾ける時にうってつけです。

 

そうでない時は、できるだけ広い場所で、音を拡散させながら弾いています。

楽器の練習には、どちらも必要なことと思っています。

 

 

スタジオ内は防音のため、窓は段ボールで塞いでいますが、

北側は林なので、そちらはカーテンだけにしています。

↑その窓からの眺めです。

 

これ、全部スギ林です。

花粉症の方が見たら、もうくしゃみが止まりませんね。

 

私も少しアレルギーがありますが、今の季節のスギは緑色がきれいです。

そして、カッコウやウグイスの良いお宿のようです。

 

ちょっとしたリゾート気分になれます。

 

*************************************

 

これから夏のコンサートへと、準備に入ります。

今日も楽譜を並べて、このスタジオに籠っていました。

 

私のコンサートでは、内容が同じものはありません。

行く先々に合わせて、プログラムを考えるようにしています。

 

担当の方のお話を参考にしたり、HPを拝見して雰囲気を掴んだりして、

その場所でのベストな流れを考えます。

 

たまにチラシなどに書くために、演奏予定曲目をお知らせください、と

言われることがありますが、

 

そのとおりになった試しがありません。(本当にすみません!!)

 

しっくり行くまで考えると、前日にでも曲目を変更することがあります。

そして、一曲変えると、さらに変える必要が出てしまうことも・・・。

 

でも、最終的には、いつも納得してコンサートに臨めています。

 

このスタジオでは、そんな考え事もする場所になっています。

今日は、KIKI's Music Factoryのご紹介でした。

 

 

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