9月からの予定

学生ではありませんが、9月となると、やはり新学期気分になって、

気持ちも新たにされます。

 

そして、今月はちょっと忙しくなりそうです。

実は、来週日曜から5週連続で、プログラムが全部違う( ! )コンサートが続きます。

 

クロスストラングハープを使ってのリコーダーとのデュオ。

アイリッシュハープのソロ。

アイリッシュハープとティンホイッスル(アイルランドの縦笛)のデュオ。

 

いくつか並行して進めるので、譜面台の上に楽譜が溢れております。

 

打ち合わせ等も同時進行で、企画担当者の方とはメール連絡が多いですので、

パソコンの前に座っている時間が、どうしても長くなります。

頭がこんがらがりそう・・・。

 

でも、ユニットによって選曲も違いますから、バラエティに富んでいて、

練習していても楽しいです。

バロックあり、ポップスあり、唱歌あり、アイリッシュトラッドあり・・・。

 

こうして本番が続きますと、風邪も引けないため、ついストイックな生活に

なりますが、それもつまらないですので、

一昨日は渋谷のアイリッシュパブに、ケルト音楽の演奏を聴きに行ってまいりました。

 

フィドル(ヴァイオリン)とアイリッシュハープのデュオでした。

店内は人がい〜っぱい。

ジンジャエールとフィッシュ&チップスをいただきながら、

ライブを聴くことにしました。

(これってイギリスのメニューなんですが・・・まいっか。)

 

聴きに来ている人と、飲みに、食べに来ている人と、はっきり別れていましたね。

ですので、話し声の大きいこと。

演奏者の方は、音量調節に苦労なさっていました。(PAを使用です。)

 

ちらほら外国の方もいらして、アイルランドのパブさながらの良い雰囲気です。

私はハープの近くに座って、マイクの使い方など、いろいろ参考にさせていただきました。

 

アイリッシュチューンは、テーマが短いですが、その後延々とバリエーションを

演奏するので、結構一曲が長いのです。

自由で即興的な楽しさがあります。

 

演奏者の方も、ギネスビール(アイルランドのビール)を飲みながら・・・。

なるほど、このように陽気な気分で演奏するわけですな。

やっぱり形から入らないとね。(これは真似できないですが・・・。)

 

私は決してアイリッシュ専門のハーパー(アイルランドでいうハープ弾き)では

ありませんが、広くこのような音楽も取り入れていきたいです。

 

今日行ったこちらでは、音楽と食事と会話と・・・よい具合で空間が融合されていました。

どこであっても、こういう空気の一致を目指した演奏がしたいです。

 

外は台風の雨でした。

だいぶ大型だと言われていて、帰りが心配でしたので、

ファーストステージだけで帰ることにしました。

 

帰りの電車の中、ずっと頭の中をアイリッシュチューンが巡っていました。

来週からの目まぐるしい日々に備えて、よいリフレッシュができた夜でした。

 

 

0 コメント

クロス・デビュー

←クロスストラングハープです。

5月に個人輸入しましたが、ついに日曜の夕方、初めて

外に持ち出しましての公式デューとなりました。

 

このハープは17世紀頃、スペインで使われていたのが起源です。

半音操作の必要がない上、手軽に持ち運べる便利さがあります。

 

でも、いったんは衰退してしまった楽器です。

やっていくうちに、その理由がなんとなくわかりました。

 

 

まず、奏法が普通のハープと違うので、また一から勉強する必要があること。

 

弦の数が多いので(私のは52弦です)、調弦が面倒臭いこと。

弾いていると、目がチカチカすること。

 

特殊な指のポジショニングの癖がついて、普通のハープを弾く時に影響すること。

 

弦と弦の幅が広いので、手の小さい人はちょっと無理かも。(実際、男性奏者が多いです。)

 

普通のハープよりも弦の張力が1、5倍になるので、楽器の耐久性が悪いこと。

 

などなど・・・否定的なことが多いのです。

 

でも、近代になって、復活しました。

ベルギーの音楽院では、この専門学科もあるようですし、

アメリカでは、ジャズやブルースを弾くハーピストが

かなり少数ではありますが、使っているようです。

 

私は、とても画期的な楽器だと思います。

なんといっても、今まで諦めた曲を復活させることができたのですから。

 

デビューは、教会の夕拝の中で、厳かにリコーダー&ハープで、

30分ほどのミニコンサートをさせていただきました。

(リコーダーは、KIKI参加のLily of the Valleyでご一緒の若林いづみさんです。)

 

楽器説明の時間もいただいて、

アイリッシュハープとの違いを実演したり、

ちょっとレクチャーの要素を入れた感じになりました。

 

そして特に私がこの一ヶ月、必死で取り組んでいましたのは、

バッハのオルガン前奏曲、"Liebster Jesu wir sind hier"

(最愛なるイエスよ、我らここに集いて)BWV.731でした。

 

とても美しい曲です。

アイリッシュハープでも何度かトライしたことがありましたが、とても無理だったのです。

 

ですので、これを記念すべき最初のハープソロ曲として、選びました。

一時はお蔵入りしていた曲が、こうして復活&実現できたことは、大変嬉しく、感無量です。

 

最後に演奏したのは、シューベルトのアヴェ・マリアでした。

リコーダーがメロディで、ハープが伴奏です。

 

この曲も本当に美しいですね。

こんなにも流れるような曲だったことを改めて実感しました。

 

もしかすると、このデビューコンサートを一番楽しんだのは、私自身かも知れません。

 

いらした方から、「嬉しそうに弾いているのを見て、こちらが嬉しくなりました。」

という感想をいただいて、はっとしましたが・・・。

演奏者自身が楽しむことが、実は大切なのですね、きっと。

 

今日の準備にあたってくださった皆様、本当にありがとうございました。

 

さてさて、来週はまたこのデュオで、ある演奏会のゲスト出演です。

今度はポップスを演奏します!

 

 

リコーダーの若林さんとチャペルミニコンサート
リコーダーの若林さんとチャペルミニコンサート
0 コメント

フォーク・ハーピスト

ホームページ冒頭での自己紹介で、これまでは「アイリッシュハープ奏者」

として来ましたが、改め、「フォーク・ハーピスト」としました。

                ↓

   (2013年の現在は、「Singing Harpist」としていますが、

    フォーク・ハープの奏者であることには変わらないです。)

 

 

フォークハープというのは、広義でいうと、非クラシック系のハープという意味です。

 

では、クラシック系のハープとは何かといいますと、グランドハープや、

アイリッシュハープでも、クラシック奏法で弾くタイプのハープです。

いわゆる正統派ですね。

 

ギターに例えるとよくわかると思います。

フォークギターとクラシックギター。

この2つは、奏法も違いますし、譜面も違います。

もちろん演奏する音楽も。

 

ハープもそれとほぼ同じです。

 

私も最初少しだけ、クラシックの手ほどきを受けましたが、

自分が描いた音を求めて、徐々にアイリッシュハープの種類が増え、

ハープごとに奏法も変えざるを得なくなり、

だんだん正統派から外れてきました。

 

独学ですので、誰からも「型」を押し付けられることがありません。

ただそのハープが一番良い音を出せるように、自分で工夫するだけです。

 

そういう自由さが「フォーク」だと、私は定義しています。

 

それと、先日から弾き始めた、クロスストラングハープは、

アイリッシュハープの仲間ではない、という点が、実に困ったことでした。

 

バロック時代のスパニッシュハープを復興させた現代ハープ、らしいのですが、

説明が長過ぎます。

 

作っている工房(アメリカ)では、そのあたりを一括りにして、

「フォーク・ハープ」と呼んでいました。

 

だったらそれでいいや、という訳です。

ヨーロッパでは通じないかも知れないです。

 

どうでもいいようなこと、なんですが、その分野の人同士では、

分類がきちんとされていることが、大切だったりするので、ちょっとこだわってみました。

 

先日のコンサートで、ハープとはなんぞや、をレクチャーしております。
先日のコンサートで、ハープとはなんぞや、をレクチャーしております。
0 コメント

敬老の日

9月19日は敬老の日、祝日でした。

お天気もとても良く、すがすがしい秋晴れです。

 

今日はお隣の町、柏市の有料老人ホームで、アイリッシュハープのソロコンサートを

開いていただきました。

 

もう何ヶ月も前からのご予約で、職員さん一同、この祝会の準備をしてくださり、

ご入居の方と一緒に、楽しみにしていてくださったようです。

アイリッシュハープって、どんなハープ? どんな音なんでしょう、と。

 

今日のプログラムは、秋の曲が満載でした。

アイルランド民謡の『庭の千草』

スコットランド民謡の『故郷の空』

そして、『赤とんぼ』や『もみじ』など・・・。

 

私の歌とハープに合わせて、口ずさんでいる方の声が聴こえて来ます。

また、しみじみとした静けさが漂っていました。

 

それぞれ皆さん、心の内に思うことがあるのですね。

そういう時間を提供している時、本当に音楽をやっていてよかった、と思います。

 

そして、こういった場所で、必ず私がプログラムに入れるのは、

皆さんに歌っていただいて、私はハープを弾く、というコーナーです。

 

ハープの伴奏で歌を歌う機会って、滅多にないように思うのです。

私自身、自分が弾くようになるまで、身近にハープを弾く人などいませんでしたから。

 

そのコーナーでは、『赤とんぼ』を皆さんに歌っていただきました。

歌詞カードなどなくても、大丈夫です。

日本人の心ですね、『赤とんぼ』は。

 

昔は、なんだか寂しい感じがして、あまり好きではなかったですが、

その哀愁感は、アイリッシュ音楽にも通じるものがあるように思います。

ですので、このハープにとっても合うのです。

 

そして、こちらのホームでは、前に打ち合わせに行った時に、

『千と千尋の神隠し』の主題曲『いつも何度でも』をリクエストいただいていました。

 

それは、木村弓さんという方が、ライアーというちょっとハープに似た楽器を

弾きながら、歌っている曲です。

この映画のヒットと同時に、この曲も有名になりました。10年ほど前でしょうか。

 

この曲の時にだけ、膝に乗せる一番小さなハープを使いました。

楽器は違いますが、大きさなど、見た目はよく似ているので、

なんとなく木村弓さん風になります。

 

この曲は、木村弓さんが作曲していますが、

声楽のご出身だけあって、言葉の乗せ方が上手なんですね。

聴いていると単純なんですが、歌うと難しい、という発見があった曲です。

 

語りのようになっているので、言葉の数が多く、

息継ぎをする場所が、なかなかない曲でしたので、

私にとっては新しい分野で、チャレンジでした。

 

でも、終わってからある紳士に、「あなたの声にあの曲が一番合っていた」と言われ、

大変意外でした。

一生懸命練習した甲斐があったようで、嬉しかったです。

 

確かに、小型のハープで弾き歌いするには、ぴったりです。(絵的にも)

これからも、この『いつも何度でも』をレパートリーに入れていこうかと思います。

(リクエストくださったBさん、ありがとうございました!)

 

今回は、終わってからいろいろな方とお話をして過ごしました。

ハープコンサートは、荷物がものすごいので、いつも片付けに時間がかかって、

終わった頃には、もう皆さんいなくなっているのが、通常でした。

 

でも、今日は同じ場所で、お茶タイムが続いていたので、片付け後に

テーブルを一つずつ回って、写真を撮ったり、感想を聞いたり、握手したり・・・。

 

こういう時間って大切ですね。

皆さんがどんな曲がお好きなのかも、よくわかります。

これからは、できるだけこうした時間を持ちたいと思いました。

 

9月はこうした敬老月間で、あとまだ数回のコンサートがあります。

季節の変わり目ですので、皆さんが体調良く、聴きに来てくださることを

願っています。

 

私も張り切って、皆さんのところに伺います!

 

 

0 コメント