新たなる季節のはじまりに

梅雨に入っておりますね。

この時期、春とも夏ともいえない、微妙な季節です。

なので、6月は、コンサートの内容を考えるのが難しいです。

 

そういう時は、故郷を思う頃として、そんな曲も入れてみたりします。

そして私が好きなのは、「椰子の実」です、島崎藤村の。

 

流れ着く椰子の実に自らを重ね合わせ、ふるさとを思い、

そしていつの日か、我は国に帰ろう、という歌です。

人は必ず帰るところが必要なのですね。

 

6月のコンサートを準備している中、Kashiwa Glory Chapelという教会から

震災支援のチャリティーコンサートでの、ハープ演奏のご依頼をいただきました。

 

東北の地には、帰る場所がない方たちがたくさんいらっしゃる。

故郷が一瞬にしてなくなってしまう・・・想像を絶する話です。

 

震災以降、音楽で一体何ができるのだろう、という疑問がずっとあって、

無力さを思いましたが、こうしてチャリティーに協力させていただけることは、

本当に嬉しく思いました。

 

そして、集まった義援金は、直接現地に届けてくださるということです。

今回は第二弾だそうで、一回目の時は、現地で炊き出しをして、おはぎを160個、

また、中古の自転車を18台届けたのだそうです。

(Glory Chapelの皆様、ご苦労さまです。ありがとうございます。)

 

そして第二弾のチャリティーも、そんな熱い思いが込められたイベントでした。

皆が気持ちをひとつにして、全力投球した一日で、

なんともいえない達成感がありました。

 

そういう時って、不思議と疲れません。

(というか、素晴らしいsoulfulなアーティストの皆さんから、エネルギーをもらった感じです。)

 

このような支援は、続けていくことが何よりも大切ですね。

きっとまだまだ必要ですから。

 

そして私ができる小さなこととして、いつでもまた、協力できるように、

日々欠かさず、ハープを弾いていようと思ったのでした。

 

 

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ハープ=竪琴

先日は、6月の第一弾のソロコンサート。

曇のち雨の一日でした。

 

でも、霧雨程度だったので、まだ助かりました。

運び出す時にどしゃ降りだと、本当に大変なのであります。

 

それにこの時期、ハープの弦がよく切れるのです。

ここ半月で、3本も。

湿気に弱いのです。西洋の楽器はみなそうなんですね。

 

 

ひとたび切れると、音程が落ち着くまで、4〜5日かかります。

今回もギリギリで、とにかく切れてくれるな、と願うばかりでした。

その甲斐あってか、無事に弦も守られて、終えることができました。

 

どちらに行っても、いつも皆さん、本当に楽しみに待っていてくださいます。

ご入居の方も、職員の方も、何日も前から。

温かく迎えてくださり、その準備も念入りにしていてくださっているんです。

 

そして、ほとんどの方が初めて見る、アイリッシュハープという楽器。

運び込むと、皆さんのワクワク感が伝わってきます。

 

こちらでは、「素晴らしい竪琴ね。」とおっしゃる方がいらっしゃいました。

そう、日本語でハープは、『竪琴』または『立琴』と書くのですね。

 

そういえば先日、アメリカのハープ製作者からも、「日本語でハープってなんていうの?」

と聞かれました。

 

「ハープはハープ。でも、日本式の楽器でKoto(琴)というのもありますよ。」

と説明しました。

たまに、英語で、Koto Harpなどとも言ったりするようですので。

 

広い意味でのハープに属する楽器は、本当に数々の国に存在しています。

アジアにも多くて、『ビルマの竪琴』というのも、あるのですよね。

 

今回は、映画『ビルマの竪琴』の中で歌われた、

"Home Sweet Home"(日本題は、『埴生の宿』)を最後に、コンサートを閉じました。

この歌、人気なのです。

 

第二次大戦中、タイとビルマの国境付近で、日本の軍隊が、イギリス軍に囲まれてしまいます。

そこで、日本兵の誰かが『埴生の宿』を口ずさんだら、イギリス兵たちも

「おお、それは、"Home Sweet Home"じゃないか」と一緒に歌い出し、

その日は休戦になった、という場面があるのだそうです。

 

お互いに、故郷を思い起こしたのでしょう。

音楽は万国共通の言葉、平和の使者なのですね。

この曲でコンサートを閉じたのは、皆さんにも平和な心が宿ってほしいからです。

 

いかがでしたでしょうか・・・。

「今日はよく眠れそうだわ」とおっしゃっていた方がいましたので、安らいでいただけたかな?

だといいですね。

 

演奏後に、ハープを触りたい、という方がいらしたので、触っていただきましたが、

「うわっ、なんて堅い弦なの。これは相当力がいるでしょう?」と驚かれてました。

 

そうなのです。結構指を酷使しております。

でも、不思議とハープでは腱鞘炎になりません。

ま、ならないように、気を付けているというか・・・。

今月もまだこれからですので、がんばらなくては。

 

そんなわけで、皆さんとほのぼのとした午後を過ごして、

職員さんに見送られて、KIKIの6月第一弾を後にしました。

 

雨も上がり、虹が見えてきそうな午後でした。

 

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Shamrock(声楽とハープのデュオ)

Shamrock (シャムロック)
Shamrock (シャムロック)

 

久々に登場、ソプラノ歌手の伊津野志保さんとのデュオ、Shamrock

です。

 

結成は2007年で、志保さんがイギリス留学から帰国後すぐの

ことでした。

 

うちに遊びに来てくれた志保さんが、私のハープを見るなり、

「私、これで歌いた〜〜〜い♡」ということで、即結成。

 

確かユニット名も、その場で志保さんが付けてくれたような・・・。

Shamrockは、アイルランドに咲く、クローバーを意味します。

 

パブの名前みたいだね〜と言いつつも、気に入ってこれに決定

したのでした。

 

 

 

Shamrockでは、たいていこの一番小さなハープを使用しています。

と、いうのは、都内などへ電車で行ってライブをすることが多いからです。

 

それに、彼女はご近所。

駅を挟んで、東と西に家が位置しています。

つまり、ゴロゴロとスーツケースなどを、最寄り駅から現場まで運んでくれるという、ありがたさ。

 

今回は、大井町線、都営線の中延にある、ボナペティというライブハウスでのお話をいただいたので、

久しぶりにShamrockで出演することにしました。

3年ぶりでしょうか?

 

3年前と違って、少しリニューアルしましたのは、何曲かをデュエットすることです。

なんとも光栄なこと。喜んでハモリパートを付けさせていただきました。

 

それにしても、志保さんはとても声が高いんです。(ソプラノですからね。)

私はアルトなのですが、志保さんの下を取っても、やっぱり高い・・・

ホント、自分の音域の狭さを感じます。

 

どうしたら、あんな澄んだ高い声が、自在に出るんでしょう?

ご本人も、「はて?」という感じなので、きっと天性のものなんですね。

実に羨ましい限りです。

 

そういうわけで、今回は一部、二部とステージがありまして、

一部ではイングランド特集、二部ではアイルランド特集といたしました。

 

エリザベス王朝時代の弾き語り曲や、トラッドと呼ばれる古くからの伝承曲など、

一部はしんみり、しっとり、イギリスのどんよりした空気を感じるような、

アンティーク仕立て。

 

そして、二部では明るい風景が見えてくるような、そしてどことなく懐かしい、

郷愁を感じさせる、アイリッシュトラッドの数々で締めくくります。

 

そのように選曲した後、志保さんに楽譜をお渡しして、一昨日が初練習でした。

う〜ん、なかなかよさそうです。(ご期待ください!)

本番までに、あともう一回合わせて、仕上げることになります。

 

次回の合わせが楽しみです。

そして、本番はもっと楽しみです。

 

皆様、どうぞいらしてくださいませ!

予約はいりませんので、ふらっと来てくださって大丈夫です♪

 

 

☆チェロリン村水曜コンサート in ボナペティ

日時:2011年7月13日(水)1st  19:30〜  2nd  20:30〜

出演:松本浩和(尺八独奏)

   Shamrock(ソプラノ&MC担当:伊津野志保、

         アイリッシュハープ&コーラス担当:山田ゆき子=KIKI)

入場料:¥500 +飲食(ワンオーダー以上)

Live & Dining Bar「ボナぺティ」 (電話:03−3787−3634)

(品川区中延3−8−7、カツマタドラッグストアー地下)

http://bonappetit-live.com/forpcuser/index.html

 

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