アドベント一週目

アドベント(待降節)という時期に入りました。

クリスマスの4週前の日曜日からアドベントが始まるので、

今週は第一週目です。

 

日本では、クリスマスといえば24日と25日のことで、それが終わったら

さっさとツリーを片付けて、お正月飾りを、というのが通常のようですが、

欧米では、こうしてじっくりと、長い間クリスマスを待ち望みつつ、

準備をします。

 

そして、25日が過ぎてからも、その後12日間は、まだクリスマスなのです。

ツリーもそれまでは、残されていますしね。

徐々に徐々に、クリスマスから新年へと移行していくのです。

こういう、ゆったりまったりした時の流れ方って、いいと思いませんか?

 

さて、12月の初日の本日、早くもクリスマスコンサートをしてきました。

こちらは、今回私が、初めてお邪魔したデイサービス(ご高齢の方が通って、

昼間の時間、安心して過ごすための場所)でした。

 

ウッディーな建物で、中もとても素敵なログハウス風。

こんな所でくつろげるのは、幸せですね。

お世話されている職員さんとご一緒に、皆さん穏やかな午後をお過ごしでした。

 

そこへ何やら、ハープだの椅子だの・・・バタバタと運び込みまして、

皆さんに静かに(じっくりと)見守られながら、ハープを組み立てて、

20分でセッティングしまして・・・。

さぁ、アイリッシュハープのソロコンサートの始まりです。

 

いつもこういった場所では、懐かしの唱歌などが多いのですが、今回は

クリスマス向けのコンサート、ということでしたので、ポピュラーな

クリスマスソングをたくさん用意して行きました。

 

ご年配の方には、クリスマス? 何ぞや? という感じだったらどうしようと、

思いましたが、皆さん静かに聴いてくださり、楽しまれていた様子で

安心しました。

 

こちらの施設は、珍しく男性が多くいらっしゃって、一番前に座った男性が、

一曲終わるごとに、「よかった、よかった」と言ってくださって、

こちらにとっても、よかったです。(ハハハ・・・)

 

初めて行くところでは、どのようにコンサートの流れを作るか、どうしても

判断に時間がかかってしまいます。

空気が掴めるのも、後半になってからようやく、という感じですね。

 

ですので、あのように、その場で感想を言ってくださる方がいらっしゃると、

とっても助かりますし、嬉しいですね。

 

約一時間、今年初のクリスマスを皆さんとご一緒に、過ごしてまいりました。

それは私にとっても、心温まるひとときでした。

 

これから25日まで、コンサートが続きます。

 

いろいろな場所で、いろいろな出会いがありますことを楽しみに、

今日もハープを担いで Let's go というKIKIでありました。

 

0 コメント

ヨーロッパの古い音楽とクリスマスキャロル

 

アドベントの第2週目に入ったこの日曜日は、夕刻より教会で、

音楽によるクリスマスの会がありました。

 

今回は、リコーダーとハープのデュオで、『ヨーロッパの古い音楽とクリスマスキャロル』

と題する、約30分間のコンサートをいたしました。

 

リコーダーもハープも、木でできた、大変素朴で、古代からある楽器ですので、

非常に相性が良いのです。

そして静かな教会の礼拝堂で、中世のヨーロッパから伝わる音楽を響かせる、

というのは、とても厳かで、演奏者にとっても至福のひとときです。

 

昨夜のプログラムはこんな感じでした。

 

①「起きよ、羊飼い」/16世紀のフランスのクリスマスキャロル

② シチリアーノ/16世紀のイタリアの伝承曲

③ The Butterfly14世紀?のアイルランドの伝承曲

④ グリーンスリーブス変奏曲 (みつかい歌いて)16世紀のイギリスの音楽劇より

⑤ 神の御子はこよいしも/18世紀のイギリスのクリスマスキャロル

⑥ 羊らは安らかに草を食む/18世紀のドイツ、バッハのカンタータより

「来なさい、羊飼いたちよ、キリストは生まれた」/19世紀のボヘミアのクリスマスキャロル

 

今回のプログラムで、作曲者がわかっているのは、⑥のバッハだけで、あとは全部作者不詳の

伝承曲ばかりです。

 

伝承曲というのは、途中まで口伝えで受け継がれて、近代にどなたかが編纂して、

現在は楽譜として存在している状態を言います。

親から子へ、子から孫へ、というバトンタッチ・・・歴史を感じます。

 

伝言ゲームなどをしたら、10人もしないうちに、内容が全く違ってしまうことが

ありますが、これらの音楽は、その当時のニュアンスも含めて、何百年も

受け継がれているのですから、なんだかすごいですね。

音楽というのは、自然と心と体に染み込んでいくものなのでしょう。

 

今回は、解説のMCをフルに入れました。

そのためにいろいろ調べますので、私にとっても新しいことの発見が多いです。

 

③の「The Butterfly」と日本の童謡「ちょうちょ」を比べたりしますと、面白いですね。

アイルランドの蝶は、どことなく物憂いのです。

気候のせいでしょうか、あるいは、アイルランド人の蝶を愛でる時の気持ちには、

哀愁感が伴うのかしら、などと、想像します。

 

そして、私たちが小さい頃から歌っている、あの明るい「ちょ〜ちょ♪」という曲は、

実はスペイン民謡で、スペインからヨーロッパ大陸に広まったそうです。

ドイツなどでは、この曲に全く違う歌詞が付いているという事実も知って、

民族的に、音楽から受けるイメージの違いを感じました。

 

こういったレアな曲にも、いろいろイマジネーションを膨らませて聴いていただけると、

それなりに楽しめるのではないかと思います。

知っている曲は、確かに喜ばれますが、案外サラッと通り過ぎてしまうのかも知れません。

そんなわけで、私たちは、割と好んで「本邦初」のような曲に取り組んでいます。

 

本当に12月は、頭の中にたくさんの音楽が詰まっていて、一つ終わると次へと切り替えて

行かなければなりませんが、クリスマスの音楽は、どれも温かくて、わくわくするものが

多いので、まだまだ吸収できそうな気がします。

 

キャロルを巡り、ヨーロッパを巡り・・・

お聴きくださった皆様が、旅行気分を味わっていただけていたら、幸いです。

Merry Christmas to you.

今日の衣装は、なんとな〜くヨーロッパの昔のイメージにしてみました。
今日の衣装は、なんとな〜くヨーロッパの昔のイメージにしてみました。
0 コメント

キャロルの花が咲きました

珍しい、ハープの裏側からのショットです。
珍しい、ハープの裏側からのショットです。

今週、来週と、クリスマスコンサートが続いています。

そういう時期ですね。街も華やかな装いです。

 

12月に入ってからのコンサートでは、ヨーロッパ各地

の、いろいろなクリスマスキャロルをご紹介しています。

 

そして、特に私が気に入っているのは、メロディーが

グリーンスリーブスになっている、「みつかい歌いて」

という曲です。

 

もともとは、16世紀、イギリスのシェークスピアの劇中で歌われた、世俗歌だそうです。

 

短調ですが、美しいメロディーで、イギリスの空気が感じられるような曲です。

 

そして、このキャロルは、降誕したキリストへの子守唄で、英語では、“What Child is this?"

という題が付けられています。

なので、子守唄を歌うような、できるだけ優しい気持ちで歌うようにしています。

 

あと、今年のお気に入りは、"Hark! The Herald Angeles Sing"(あめには栄え)です。

この曲は、メンデルスゾーンの作曲によるものです。

カンタータの中の一部分だそうですが、そのメロディーを取って、後から歌詞が付けられています。

 

YouTubeでマライア・キャリーがすごくかっこ良く歌っていて、いいなぁと思うのですが、

とても真似できません・・・ハープを弾きながらですしね。

 

もう一つ、今年レパートリーに入れましたのは、"Coventry Carol"です。

 

イギリスの、コベントリー地方の伝承曲で、15世紀ぐらいのもののようです。

こちらもかなり暗めですが、コベントリー大聖堂の鐘の音が、うっすら聞こえてくるような

美しく厳かな曲です。

 

これも子守唄なのですが、実はちょっと内容が残酷で、本当いいますと、

クリスマスの曲ではないのですが、一応クリスマスキャロルとして分類されています。

私は歌詞を書き換えて(←勝手に)歌うことにしています。

 

昨日伺わせていただいた、ある老人ホームの、クリスマスロビーコンサートで、

私の演奏に合わせて、とてもきれいな澄んだ声で口ずさんでいる、ご婦人がいらっしゃいました。

ホームで最年長(95歳!)の方だそうで、びっくりいたしました。

 

クリスマスの賛美歌から小学唱歌まで、全部歌詞を覚えていらっしゃいました。

職員の方がおっしゃるには、「いつもああいう感じで、歌っていらっしゃる」そうです。

たぶんそのせいでしょうね、お歳を感じさせない、とても明るい感じの方でした。

 

コンサートの後で、そのご婦人から、「懐かしい曲がたくさんで、嬉しかった」という感想を

いただき、私も大変嬉しく思いました。

 

その日は、入居されている方々へのクリスマスプレゼントとして、ホームの皆さんが企画

なさったハープコンサートでしたが、私の方こそ、大きなプレゼントを頂いた思いです。

 

こういった温かい交流も、クリスマスならではの贈り物、だと思っております。

 

0 コメント

クリスマスがいよいよ・・・

今日から3日間、柏市にありますイタリアンレストラン、マニカリートにて、

ディナー演奏をいたします。

そして、この3日間で今年は弾き納め、仕事納めです。

 

楽しみに迎えた本日・・・・・なんと私は、不覚にも

風邪を引いてしまっていたのです!

朝、喉が痛くて早朝に目が覚めたのでした。

 

昨日まであんなに元気だったのに、あんなに注意していたのになぜ?

なぜなんですか? と問いたくなるほどでした。

今日が最終日ならともかく、今日から3日間が始まるというのに、です。

 

思い当たる点といえば、昨夜のお風呂の後、少し湯冷めしたような・・・

そのくらいでしょうか。でも、納得がいかないのでした。

 

ともかく、喉が非常に痛い、寒気がする、という、風邪の引き始め症状で、

いかにも、これから熱が出ますよ〜、という感じでした。

祝日なので、病院もお休みです・・・。

 

よく演奏家の人が、「熱が39度出てたけれど、解熱剤を飲んで仕事をした」とか、

「演奏が終わってから倒れて、救急車で運ばれたら40度だった」

などという話を聞きます。

まさか自分がそうなるのでは、とぞ〜っとしました。

 

私の場合、楽器の搬出→運転→搬入→演奏となりますから、体調が悪いなどは、

もっての他、エネルギーが余っているくらいでちょうど良いほどです。

 

さあ困った・・・。

 

出かける時間まで7時間ぐらいあるので、午前中は寝ていようか、とも

思いましたが、いったん寝ると、体が、今日は休んでいいんだ♪と察知して、

目覚めた時には、遠慮なく発熱しているに違いありません。

 

こういう時って、人間、非常に孤独で、後ろ向きになりますよね。

 

そこでここは、一気に前向きに方向転換〜☆

目指したのは、『現状維持』でした。

 

治そうなどとは思いません。

今より悪くならなければ、今日は一応の演奏はやれそうです。

 

まず、ビタミン剤を飲み、喉に消炎スプレーをして、

アロマディフューザーに、ユーカリとティーツリーを入れて、加湿も完了。

そして、何事もなかったように練習をすることにしました。

 

声も、だいぶかすれています。でも気分は悪くないのが幸いです。

指を切ったとか、怪我したとかではないので、希望があります。

そうこうしているうちに、なんとなく元気が出てきましたよ。

 

3時過ぎにすべて用意を終えて、荷物も全部車に運び込みました。

 

そして、『現状維持』から一気に『治りがけ』にランクアップして、

いざ出発です。(ああ、よかった♡)

 

 

0 コメント

ディナー演奏初日

久しぶりにお店に行きましたら、すっかりクリスマスの飾りで、

ますます素敵な雰囲気になっていました。

 

ハープ、照明、ヴォーカルマイクを設置して、サウンドチェックとリハーサル。

そして、 6時くらいからお客様が到着です。

 

この日は、私のお友達が2組と、ご近所の方々もお見えに

なり、なんだかアットホームな雰囲気です。

そしてお料理も進み始めた頃に、登場です。

 

1stステージでは、BGMとして演奏を。

2ndと3rdステージは、MC付きのライブにいたしました。

知り合いがいると、やっぱり盛り上がりますね。(ちょっと緊張しますが・・・。)

 

選曲は、7割ぐらいをクリスマスキャロルにしました。

 

ヨーロッパのクリスマスキャロルの中でも、日本でもよく知られているものを

中心に、お楽しみいただきました。

 

『ひいらぎ飾ろう』では、皆さんにも参加していただいて、

「ファララララ〜ン」の部分を歌っていただいたり、

 

『おお、クリスマスツリー』では、ドイツの森に茂っている、

緑豊かなもみの木を想像していただいたり、

 

また、『アメージンググレース』などは、しんみり聴いていただいたり、

あっという間の3ステージでした。

 

実は、この日のリハの段階で、断念した曲があったのです。

 

普段私は、明るい昼間に演奏するこが多いので、夜のレストランの暗さに目が慣れず、

あまりに半音操作(レバーチェンジ)の多い曲はあきらめざるを得ませんでした。

 

半音操作が多いのは、やはりなんといってもバッハです。

3曲ほど用意したのですが、できたのは、『主よ、人の望みの喜びよ』だけで、ちょっと残念。

でも、あとはだいたい予定どおりでした。

 

そして何よりも、朝のパニックが嘘のよう、はるか前のことのよう・・・不思議でした。

 

終わってから、「今日はとっても癒されました」と言ってくださった方がいて、

嬉しく思いました。

 

こんな優しい方々に囲まれて、今日ここに、こうしていられることが、

本当に幸いに感じられた夜でした。

 

明日も明後日も、まだまだクリスマスを楽しめそうです。

 

0 コメント

イブ!

 

昨夜は早くに寝て、朝はすっきり目覚めました!

 

声の方は昨日より出なくなっていましたが、なんのその。

体調は完全に復活です。

そしてクリスマスイブ!

 

24日のクリスマスイブは、3日間のうち、さすがに最初に満員御礼が出ました。

なので、早い時間と遅い時間とで、お客様が入れ替えるような段取りでした。

 

これはなかなか、演奏者にとって、流れを掴むのが難しいです。

3rdステージあたりになると、さっきまでいらした方々が

いなくなって、新しい方々になっている、という状態ですから。

 

せっかく慣れて来たところで、また最初からテンションを上げて

いくように持っていくので、

 

下手をするとこちらが浮いてしまいます。

でも、限られた時間の中なので、仕方ないですね。

 

そんなわけで、24日は、なるべくBGMに徹しました。

こちらがムードを作っていくのではなく、

お客様各自の自由なムードの中に、こちらが入れさせていく、という形ですね。

 

それはそれで、演奏に集中できますから、とてもやりやすいです。

そもそもハープの音は、お食事しながら聴くのに、とても適していますしね。

 

遅い時間から来られたお客様が、最後に帰られたのは、10時過ぎだったようです。

私は、9時には演奏が終わっていましたから、お客様に申し訳ないと思いながら、

楽器を片付けさせていただいて、帰りました。

 

お店の方々は、食器を片付けて、たぶん全部終わったのは、12時を回っていたことでしょう。

皆さん、お疲れさまです。

 

お客様も、きっと素敵なクリスマスを過ごしていただけたのではないかしら、と

期待しつつ、私も静かにイブの夜を過ごしました。

 

最終日の明日は、どんなお客様がお見えになるか、また、どんなライブになるか、楽しみです。

 

0 コメント

ディナー最終日

マニカリートのマスター&ママさんご夫妻と
マニカリートのマスター&ママさんご夫妻と

 

いよいよ、クリスマス最終日となりました。

 

風邪はどこかへ行ってくれまして、

声も今日が一番いいですね♬

(そんなこと言ったら、23日と24日に来て

下さったお客様には、ホント申し訳ないです・・・。)

 

それにしても、日本ではどうしても、

クリスマスは24日がピークで、25日はもう

クリスマスが終わったかのよう・・・。

 

今朝のスーパーのチラシには、おせちがバンバン

出ていて、なんだか興冷めです。

 

何をおっしゃる、今日が本当のクリスマスですぞ。

サンタクロースも、まだプレゼントを配っている最中ではありませんか?!

 

さて、今日もお客様の予約が2件増えて、満席とのこと。

でも、時間にばらつきがなく、皆さん6時半には全員お揃いでした。

 

ですので、初日に近いライブ形式で、進めさせていただきました。

 

そして、今日は声の調子がよく、一曲どうしても歌いたかった、

"Hark! the Herald Angeles Sing"を、フルに英語と日本語で、弾き語りできて、

本当に嬉しかったです。

 

今回は三日間とも、雰囲気に合わせて曲順を変えましたが、どの日も最後は

『きよしこの夜』で終わらせていただきました。

 

今日もこの歌を歌いつつ、本当に自分自身も、安らいだ気持ちに満たされて、

幸せでした。

そして、短かかったような、長かったような(オリンピックの時の浅田真央ちゃん

みたいですが)、この三日間を回顧しておりました。

 

キッチンで奮闘しておられたマスターと息子さんのショウ君、

接客のママさんと、スタッフの中村さん、

本当にご苦労さまでした。支えられて感謝です。

 

そして嬉しいことに、来年のクリスマスの3日間も、私がプロデュースすることで、

早くもマスターからご予約をいただきました。

 

まだ一年先ですが、よかったらどうぞいらしてください。

美味しいお料理と、ハープの音で、皆様のクリスマスを演出いたします♪

 

0 コメント